2023年遍路第1日&第2日 白峯寺(81番)

2023年遍路第1日その7&第2日その1、讃岐国分寺(80番)を出たところから。

遍路第1日(平坦ステージ)終了

日付 : 2023年10月17日

旅館えびすや

今晩の宿は、讃岐国分寺山門を出て東すぐのところにある「旅館えびすや」という(、たぶん)民宿である。
着いて早々、トイレをお借りした。その後で宿の説明を受ける。部屋は2階の和室( 個室 )、トイレは共同、風呂は家庭用にしては大きめのが1階にあって順番に使用、食事は1階の和室で夕食・朝食を全員揃って頂く。
洗濯はサービス( お接待? )で、篭に洗濯物を入れて出せば、夕食後には乾燥したものが帰ってきた。
当日の客は5人。全て一人旅。自分以外は全て歩き遍路で、普通は1番から順に打つので、もうすぐ結願という先輩ばかりである。
夕食後に、女将さんから翌日の五色台アタックについてのレクチャーがあったが、同時に雑談タイムにもなった。
それから就寝、であるが、意外と寝付けない。まだ旅行の興奮状態が続いているようだった。なお、ぎっくり腰の影響は全く感じられない。
( しかし、何時の間にか寝てしまったようだ。 )

遍路第2日(山岳ステージ)

日付 : 2023年10月18日
讃岐平野の真ん中で山岳ステージ?、しかし獲得標高は約900メートルで、五色台と屋島があるのだ。なお、八栗山はケーブルカーに乗る予定である。
さて、朝食は6時から、食べ終わったら、少し準備があって、それから出発である。

旅館えびすや
旅館えびすや
撮影時刻は06時34分。旅館前の道を西に進むが、香川県道33号高松善通寺線には出ること無しに国道11号に出て、右側歩道を走る。途中で斜め右に分岐して北へ進むと、県道180号鴨川停車場五色台線に出たり入ったりして、最終的に県道180号の、五色台西側入口に至る。

2級山岳白峯寺

さて、ヒルクライムである。STRAVAのデータに拠れば、麓から白峯寺駐車場入口まで、距離5.45km、標高差261m、平均勾配4.8%。遍路全体では、札所の威光も加えて、2級山岳といったところか。
登り始めるが、水などの自動販売機が見当たらない。見当たらないまま神社( 高家神社 )前まで来て、この先は民家も無く、自販機があるかどうか不明なので、仕方なく下山する。
そのまま、麓の丁字路まで降りて右へ入ると、自販機が見つかった。ドリンクを補給して、再度登り始める。
ところで、私、偉そうに2級山岳などと書いているが、登りに関してはド貧脚である。なので、傾斜がキツくなって、それが長いと、もう足を着いて休んでしまう。何かしらの撮影スポットがあれば当然撮影のために停まることになる。

香川県道180号五色台その1
香川県道180号五色台その1
この先切り返して、あんな高いところを通るわけだ。
その切り返しの所、外側に参道がある。

白峯御陵・白峯寺参道

白峯御陵・白峯寺参道
白峯御陵・白峯寺参道
これは、白峯御陵・白峯寺への参道であるが、西行法師の道とも言える。
西行法師と白峯伝説説明板
西行法師と白峯伝説説明板
白峯御陵・白峯寺参道からの景色
白峯御陵・白峯寺参道からの景色
下の写真、左手前の石塔には、西行の有名な、しかし崇徳院とは無関係な歌が刻まれている。
その先の県道180号からの景色もご覧ください。
香川県道180号五色台から坂出方向
香川県道180号五色台から坂出方向
香川県道180号五色台から坂出港
香川県道180号五色台から坂出港
そうしてやっと、白峯寺(駐車場)への分岐に至る。
香川県道180号白峯寺入口
香川県道180号白峯寺入口
香川県道180号白峯寺入口からの瀬戸大橋
香川県道180号白峯寺入口からの瀬戸大橋
この入口、当日は車両通行止だったが、自転車は通れるのでそのまま進み、途中の十三重石塔横駐車場まで行って、そこで駐輪、後は歩きである。
十三重石塔横駐車場から先は車両通行止
十三重石塔横駐車場から先は車両通行止
撮影時刻は07時49分。

白峯寺

真言宗御室派、白峯寺、坂出市青海町2635。(香川県の宗教法人名簿より)
四国八十八ヶ所81番。
www.shiromineji.com
ja.wikipedia.org
白峯寺の読みは「しろみねじ」。

十三重石塔

早速、駐車場の隣に国指定の重要文化財が登場する。

十三重石塔東塔十三重石塔西塔
十三重石塔 東塔と西塔の2基
十三重石塔説明板
十三重石塔説明板
白峯寺を含む坂出市の文化財一覧は、次のページを参照。
www.city.sakaide.lg.jp
ここから少し歩いて、山門に至る。

山門前

白峯寺山門前
白峯寺山門前

修業大師像

山門前には修業大師像がある。

白峯寺修業大師像
白峯寺修業大師像
山門を入って参道真っ直ぐに進むと納経所、納経所の前で参道が左に折れて、その先真っ直ぐに進むと頓証寺殿の勅額門、門の先は頓証寺殿、門の前で右に曲がってから上り階段が長く、階段の先に本堂、本堂の右に大師堂である。
階段を2往復はしたくないので、本堂、大師堂でのお勤めの後、階段上で撮影を行う。

本堂

国指定の重要文化財。

白峯寺本堂
白峯寺本堂
白峯寺本堂扁額
白峯寺本堂扁額
扁額は「千手観世音」。

大師堂

国指定の重要文化財。

白峯寺大師堂
白峯寺大師堂
白峯寺大師堂扁額
白峯寺大師堂扁額
中央( 写真の左側 )の扁額は、遍路で定番の「弘法」。

参道階段

白峯寺参道階段
白峯寺参道階段
そして納経所へ。
白峯寺納経印(後日撮影)
白峯寺納経印(後日撮影)
その後、撮影再開。

説明板

白峯寺説明板
白峯寺説明板
山号は綾松山。説明板の半分以上は崇徳院関連の話である。

頓証寺殿勅額門

国指定の重要文化財。

頓証寺殿勅額門
頓証寺殿勅額門

頓証寺殿参道灯篭

頓証寺殿参道左灯篭全体頓証寺殿参道左灯篭拡大
頓証寺殿参道左灯篭
頓証寺殿参道右灯篭全体頓証寺殿参道右灯篭拡大
頓証寺殿参道右灯篭
この灯篭には、中央「奉獻 崇徳院 廟前」、右「慶應二年丙寅九月廿八日」、左「従四位上行左近衛權少将兼讃岐守源朝臣頼聰」とある。(慶応2年=1866年)[松平頼聰 - Wikipedia

頓証寺殿拝殿

国指定の重要文化財。

頓証寺殿拝殿
頓証寺殿拝殿
頓証寺殿拝殿扁額左側頓証寺殿拝殿扁額中央頓証寺殿拝殿扁額右側
頓証寺殿拝殿扁額
扁額は3枚、左から順に、「白峯大権現」、「崇徳天皇」、「十一面観音」、新しいものである。この配列はそのまま、拝殿向こう側の本殿に対応するらしい。

頓証寺殿拝殿左灯篭

香川県指定文化財。

頓証寺殿拝殿左灯篭と説明板頓証寺殿拝殿左灯篭
頓証寺殿拝殿左灯篭
この灯篭の後方やや左に崇徳天皇陵( 白峯陵 )があるらしいが、よく見えない。

頓証寺殿本殿

国指定の重要文化財。

頓証寺殿本殿
頓証寺殿本殿
本殿は3棟あるらしいが、写真のそれがどれなのかは不明。
山門に戻ると、納経所と山門の間、山門から見て右に御成門がある。

御成門

国指定の重要文化財。

白峯寺御成門
白峯寺御成門

説明板

御成門の左前にあった説明板。

白峯寺説明板
白峯寺説明板

山門

国指定の重要文化財。附指定らしいが。

白峯寺山門
白峯寺山門
白峯寺山門扁額
白峯寺山門扁額
白峯寺山門説明板
白峯寺山門説明板

次回は、遍路第2日、根香寺(82番)

次回は、根香寺に参ります。

更新履歴

2023年11月14日18時30分、初版公開
2023年11月14日23時40分頃、「根香寺(81番)」→「根香寺(82番)」。