印西大師・印西地区の大師堂巡拝 小林新田(小林)の観音堂&将監の密蔵院(84番)

(令和5年4月27日その5)
印西大師・印西地区の大師堂巡拝、小林新田(本埜小林)の水神社&東福寺の次は、小林新田(小林)の観音堂、続けて、将監(しょうげん)の密蔵院(84番)に参ります。
水神社の西側、地蔵像と道標のある国道356号との合流点からも西に進むとすぐに、左手に集会所とお堂があります。水神社から約0.15kmほどです。

小林新田青年館・観音堂前
小林新田青年館・観音堂前

小林新田青年館・観音堂

小林新田青年館・観音堂
小林新田青年館・観音堂
後ろの集会所の看板には小林新田青年館とあります。その手前のお堂は、おそらく観音堂です。というのも、
小林新田観音堂幟立て側面
小林新田観音堂幟立て側面
道路際にある幟立てに、「奉納十一面観世音菩薩」とありますので。
観音堂の右に大師堂があります。

大師堂

小林新田観音堂の大師堂
小林新田観音堂の大師堂
印西大師の明治初期の史料には、小林新田の、くわんおんとう(観音堂)が掛所として記されています。
この大師堂の中に、四郡大師のお札がありました。
小林新田観音堂の大師堂のお札
小林新田観音堂の大師堂のお札
それでは次、将監の密蔵院(84番)に参ります。来た道を返して、水神社の前を通過し、そのまま直進して、JR成田線の佐倉街道踏切を渡ります。
JR成田線佐倉街道踏切
JR成田線佐倉街道踏切
この先に見えている墓地の所まで進んで、
JR成田線佐倉街道踏切東墓地横の三叉路
JR成田線佐倉街道踏切東墓地横の三叉路
墓地横の三叉路を左に、堤防上の道から離脱します。そこから、田圃の中を北に進むと、
将監大竜神社横
将監大竜神社横
左に大竜神社の鳥居がある十字路、正面に密蔵院の杜が見えます。写真の枠外ですが、右手に墓地があります。十字路を右折して、立ち寄ってみます。

将監地蔵坊墓地

将監地蔵坊墓地
将監地蔵坊墓地
印西大師の明治初期の史料には、密蔵院近くの、将監新田の、ちそうとう(地蔵堂)が掛所として記されており、この墓地に名を残す地蔵坊の事だと思われます。
この墓地に、六十六部供養塔がありました。

将監地蔵坊墓地の六十六部供養塔

将監地蔵坊墓地の六十六部供養塔
将監地蔵坊墓地の六十六部供養塔
供養塔の正面中央は種字に「奉納大乘妙典六十六部日本回國」、その左右上部「享保十九甲寅年 霜月佛日」、右下「総州印旛郡将監村」とあります。(享保19年=1734年)
それでは、先の十字路に戻って右折、密蔵院に参ります。
将監密蔵院南口
将監密蔵院南口

将監の密蔵院

真言宗豊山派、密蔵院、印西市将監230番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
印西大師84番。
四郡大師布川組20番。
西から道路の左に入った場合、まず左に庚申塔群、少し進んで左手に、不動堂、印西大師84番大師堂、四郡大師20番大師堂、そして本堂、右手に門があって道路に出ると門の右(東)に石碑と石仏があります。

庚申塔群

将監密蔵院庚申塔群
将監密蔵院庚申塔群
よく見ると庚申塔ではないものもあります。

諸堂

将監密蔵院諸堂
将監密蔵院諸堂

印西大師84番大師堂

印西大師84番大師堂
印西大師84番大師堂
印西大師84番番号札
印西大師84番番号札

四郡大師20番大師堂

四郡大師20番大師堂
四郡大師20番大師堂
四郡大師20番番号札
四郡大師20番番号札
この2つの大師堂の間に、印西大師関連の弘法大師供養塔があります。

弘法大師供養塔

将監密蔵院弘法大師供養塔正面将監密蔵院弘法大師供養塔右面背面
将監密蔵院弘法大師供養塔
将監密蔵院弘法大師供養塔左面下部
将監密蔵院弘法大師供養塔左面下部
供養塔の正面「南無大師遍照金剛」、右面「大正三年一月廿一日」、左面の下部「(笠)神 南陽院 (小)林 西福寺 (萩)原 龍泉院」とあります。(大正3年=1914年)

本堂

将監密蔵院本堂
将監密蔵院本堂

境内から

将監密蔵院境内から
将監密蔵院境内から
門の南には、集会所と印西市消防団第14分団第8部の倉庫があります。

将監密蔵院の門
将監密蔵院の門

石碑と石仏

将監密蔵院の石碑と石仏
将監密蔵院の石碑と石仏
山号は医王山、寺号は東光寺。

仙元宮

本堂の左後方、庚申塔群の右後方に、少し小高いところがあり、

将監密蔵院仙元宮
将監密蔵院仙元宮
そこには仙元宮の石祠がありました。
将監密蔵院仙元宮石祠
将監密蔵院仙元宮石祠

次回は、将監の大竜神社&安食卜杭の覚了庵など

次回は、将監の大竜神社に戻って参拝した後、安食卜杭の覚了庵に参ります。