江戸川八十八ヶ所巡拝 流山の旧正覚寺(14番&15番)

(令和4年5月28日その1)
江戸川八十八ヶ所巡拝、本日は、流山の旧正覚寺(14番&15番)から始めて江戸川の東を北上します。
スタートは、前回の最終札所である流山の光明院(77番)前からです。光明院の前の道を右(北北東)に進みます。約0.4kmで、小さな交差点に出ます。

流山五丁目交差点西交差点
流山五丁目交差点西交差点
ここは、右折すれば千葉県道5号線の流山五丁目交差点に出るところです。この交差点を直進して、すぐ次の角、
流山五丁目交差点西交差点北
流山五丁目交差点西交差点北
ここを左折して細い道に入ります。すると、左手に空地の中にお堂があります。
正覚寺跡地
正覚寺跡地

旧正覚寺

江戸川八十八ヶ所14番&15番。
江戸川二十一ヶ所6番。
空地の北西に大師堂が道路に背を向けて建ち、空地の南東に古い石仏石塔が集められています。

大師堂

旧正覚寺大師堂
旧正覚寺大師堂
新しいお堂です。
江戸川二十一ヶ所6番御詠歌額
江戸川二十一ヶ所6番御詠歌額
掲げられた御詠歌額には、「第六番」、「明治四拾壱年六月廿一日」とあります。(明治41年=1908年) おそらくは、江戸川二十一ヶ所の第6番としてのものでしょう。
また、堂内にも御詠歌額が2枚置かれています。
旧正覚寺大師堂内の御詠歌額
旧正覚寺大師堂内の御詠歌額
このうち、左手前の額は15番のものです。左奥の額は、番号は読めませんが、歌は本家四国八十八ヶ所14番のものです。
堂内には棟札の様な札があります。
旧正覚寺大師堂内の棟札
旧正覚寺大師堂内の棟札
これに拠れば、このお堂は旧正覚寺御堂で、令和2年(2020年)のものです。ここが旧正覚寺である根拠になります。
さて、堂内の大師像のうち一体の台座ですが、
旧正覚寺大師堂内大師像台座
旧正覚寺大師堂内大師像台座
ここには「〓十九番」とあります。はてな。

石仏石塔

旧正覚寺の石仏石塔
旧正覚寺の石仏石塔
ここの最前列に、江戸川八十八ヶ所建立記念碑があります。

江戸川八十八ヶ所建立記念碑

第十五番江戸川八十八ヶ所建立記念碑
第十五番江戸川八十八ヶ所建立記念碑
これは昭和初期の江戸川八十八ヶ所再興時のものです。
それでは、次の閻魔堂に参りましょう。お堂の前の道を右(東)に戻り、次の角を左折(北行)します。すると、左手に工場敷地の壁を利用した流山まちなかミュージアムが現れます。

流山まちなかミュージアム

流山まちなかミュージアム南端
流山まちなかミュージアム南端
この工場は、マンジョウ本みりんで有名な、流山キッコーマンの醸造所です。
ミュージアムの展示物は少なめで、ただの白壁になったところで、ちょっと立派な庚申塔が現れます。

流山キッコーマン横の庚申塔

流山キッコーマン横の庚申塔
流山キッコーマン横の庚申塔
さらに進むと、ミュージアムの展示が再開されて、工場の北端に至りますが、右手に工場への鉄道引込線跡の道路があります。

流山キッコーマン引込線跡

流山キッコーマン引込線跡
流山キッコーマン引込線跡

次回は、流山の閻魔堂(46番&66番)

次回は、流山の閻魔堂(46番&66番)に参ります。引込線跡道路ではなくて、工場横の道をそのまま北に進み、次の十字路を左折します。