(令和4年5月19日その9)
江戸川八十八ヶ所巡拝、流山の流山寺(19番&87番)の次は、流山の光明院(77番)、続けて、赤城神社に参ります。
流山寺前の道を左折(北行)しますと、ほどなく、右手に赤城神社の参道があります。また少し北に進むと、右手に光明院の参道があります。
光明院
真言宗豊山派、光明院、流山市流山6丁目651番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
江戸川八十八ヶ所77番。
江戸川二十一ヶ所5番。
下総三十三観音21番。先ず、入口道路際右に六十六部廻国塔、入口入って右に説明板、参道真直ぐに山門、その先真直ぐに本堂、山門の右に菩薩形坐像説明板、山門から本堂までの途中右手に大師堂があります。大師堂の右を進むと赤城神社の鳥居側に、本堂の右奥からは赤城神社の社殿に進めます。
六十六部廻国塔
廻国塔の正面中央「奉納大乘妙典六十六部日本廻國供養」、正面の左右上部「天下泰平國土安穏」、右面「寶曆十三〓癸未十一月建之」とあります。(宝暦13年=1763年)
説明板
山号は赤城山、本尊は不動尊、元の赤城神社別当。
山門
菩薩形坐像説明板
菩薩形坐像とは、欠損が大きいため何の菩薩坐像かは確定できないという意味でしょうか。元は長福寺にあったもので、如意輪観音と推定されています。下総三十三観音の対象でしょうか。なお、この像は流山市の指定文化財です。
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本堂
大師堂
二十一ヶ所5番標識塔
標識塔の正面「廿一箇所第五番厄除弘法大師」、左面「元治二丑歳四月吉日」とあります。(元治2年=1865年) 江戸川二十一ヶ所の標識塔としては比較的新しく、また、「厄除」と冠されているのも珍しいです。
なお、下総三十三観音札所であることを明示するものは見当たりませんでした。それでは、隣の赤城神社に参ります。
流山の赤城神社
赤城神社、流山市流山649番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
住居表示上は、流山市流山6丁目になります。
説明板2枚
鳥居の右(南)に説明板が2種類あります。
大しめ縄
そして、説明されていた大しめ縄がこちらです。このしめ縄を潜った参道の先に小山(赤城山)があり、社殿はその上にあります。
参道
拝殿
本殿説明板
これに拠れば、本殿は寛政元年(1789年)、拝殿は明治42年のもので、本殿は流山市の指定文化財です。(明治42年=1909年)
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波切不動尊
赤城神社社殿から左に坂を下ると、光明院との境目付近に波切不動尊があります。
帰宅
今日はここまでと致します。本日は、馬橋の下総四郡大師1ヶ所、江戸川西岸の江戸川八十八ヶ所6ヶ所、流山の江戸川八十八ヶ所3ヶ所、下総三十三観音1ヶ所に参りました。