(令和4年2月23日その4)
下総四郡大師と葛飾大師の巡拝、光明寺(葛飾大師63番)&常楽寺(葛飾大師57番)の次は、明王院(下総四郡大師29番、葛飾大師29番&56番)です。
常楽寺前の道を西に進み、千葉県道180号線との交差点を右折します。
東中山台遺跡群
県道の左側に小さな公園があり、そこに東中山台遺跡群の説明板がありました。奈良・平安期(8-10世紀)の遺跡で、竪穴式住居跡などが発掘されたそうです。
この先、県道は左に緩くカーブしていますが、あくまでも直進(右折)します。そのまま直進すると、明王院の駐車場に突入します。
明王院
新義真言宗、明王院、船橋市古作3丁目14番11号。(千葉県の宗教法人名簿より)
下総四郡大師29番。
葛飾大師29&56番。(梶原石五郎氏納経帳・村上昭彦氏編・千葉文華41号より。
行徳二十一箇霊場6番。
駐車場入口から入ったとき、左に大きな大日堂があり、山門などは右の小ぢんまりとした東側境内にあります。大師堂は見当たりません。
大日堂
東側境内
29番標識塔
東側境内の、石仏などが集められた所に、29番標識塔もあります。標識塔、正面の上「廿九番」、その下中央「新四國八拾八箇所」、その左右「土佐國國分寺写」、左面「文化五辰天〓月吉日」、右面「本尊不動明王石動山明王院」とあります。(文化5年=1808年)
六十六部廻国塔
29番標識塔の右に、石仏をひとつの挟んで、六十六部廻国塔があります。廻国塔の正面中央「奉納大乘妙典六十六部日本廻國」、その左右「天下和順日月清明」、左面「天明二壬寅四月日下総圀葛錦郡古作邑」とあります。(天明2年=1782年)
山門
境内の東端に、山門があります。山号は石動山。
次回は、万善寺(30番)関連
次回は、廃寺万善寺(下総四郡大師30番)関連に、参ります。明王院山門から右前方(東)に進み、坂を下ります。