(令和4年4月2日その1)
下総四郡大師と葛飾大師の巡拝、本日は、観音寺(下総四郡大師40番、葛飾大師40番)、続けて、極楽寺(下総四郡大師39番、葛飾大師39番)から参ります。
国道14号線の市川市内、もう少しで江戸川を渡ろうかという地点、市川広小路交差点から東に少し戻った地点から始めます。この写真の奥に市川広小路交差点があり、観音寺は交差点の西(西南)角にあります。また、写真右の神社(胡録神社)の角を入って右に極楽寺があります。
観音寺
真言宗豊山派、観音寺、市川市市川2丁目13番16号。(千葉県の宗教法人名簿より)
下総四郡大師40番。
葛飾大師40番。(梶原石五郎氏納経帳・村上昭彦氏編・千葉文華41号より)
行徳二十一箇霊場3番観音堂か?
東葛二十一ヶ所1番。山号は天宮山。
40番標識塔
山門の左前に、40番標識塔があります。標識塔の左面「市川村觀音寺」、右面「四國第四拾番冩」とあります。
境内
山門の先、階段を数段下りた境内の先に本堂が、その途中左に大師堂があります。
大師堂
ここの大師堂には、東葛二十一ヶ所第一番の額が掛かっています。昭和2年2月9日付けで、(東京)神田元岩(井町)(現 千代田区岩本町)の方が奉納されたものです。東葛二十一ヶ所は、これ以外に手がかりがありません。(昭和2年=1927年)
それでは、極楽寺に参ります。この記事冒頭で触れたとおり、市川広小路交差点から東の、胡録神社の角を入って右に極楽寺です。
極楽寺
真言宗豊山派、極楽寺、市川市市川2丁目24番3号。(千葉県の宗教法人名簿より)
下総四郡大師39番。
葛飾大師39番。(梶原石五郎氏納経帳・村上昭彦氏編・千葉文華41号より)
行徳二十一箇霊場2番。
大師堂
境内入って本堂の右前に、大師堂があります。
39番標識塔
大師堂の左後ろに、39番標識塔があります。標識塔の右面「第三拾九番」「明治三拾四丑年八月廿一日」、左面「天下泰平五穀成就国家安穏萬民豊樂」「市川町極樂寺」とあります。(明治34年=1901年)
次回は、六所神社(62番)跡&里見公園
次回は、六所神社(下総四郡大師62番)の移転前所在地に参り、その後、里見公園に寄り道します。極楽寺から京成本線国府台駅の下を通る旧道めざして進みます。