(令和4年2月5日その5)
吉橋組大師巡拝、不動堂(34番)の次は、萱田権現観音堂(飯綱神社)(30番)です。
飯綱神社
飯綱神社、八千代市萱田476番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
下総四郡大師再興時の掛所。吉橋組大師30番。
- 飯綱神社は文明11年(1479年)の創建
- 本殿の棟札には安政3年(1856年)の銘あり
- 弊殿と拝殿は明治22年(1889年)の建築
- 参道石段は天保3年(1832年)に造られた
- 本殿附棟札、弊殿、拝殿、玉垣、参道石段附2件は、八千代市指定文化財
との事です。
www.city.yachiyo.chiba.jp
鐘楼
- 文化11年(1814年)の建築
- 当初は長福寺(21番)の所有であった
- 八千代市指定文化財である
との事です。
拝殿前
拝殿の前、左右にも八千代市指定文化財の説明板があります。
拝殿・弊殿・本殿・玉垣
30番大師堂
境内の北側に、仏教的なものがまとまっています。その中に、30番大師堂もあります。
さて、観音堂が札所に選ばれる事自体は普通の事ですが、30番札所との関係を考えます。江戸時代、本家四国八十八ヶ所の30番札所は、土佐一宮の高賀茂大明神(現 土佐神社)で、納経は別当寺である神宮寺と善楽寺で行っていました。ですので、当地の有力神社である萱田の飯綱権現は、30番札所に相応しかったと思われます。
御神木 公孫樹
参道
それでは、神社を出ます。北側の参道を下ります。
次回は長福寺(21番)
次回は、長福寺(21番)に参ります。神社南参道前の道を南に進みます。