(令和6年2月26日その4)
千葉寺十善講八十八ヶ所巡拝、宮野木町の愛宕神社&地蔵院(22番)の次は、園生町の金蔵院(23番)と園生神社拝殿に参ります。
地蔵院を出て右、次の丁字路を右、道なりで千葉県道72号穴川天戸線宮野木町交差点に出て左折(南東行)しました。
しばらく進んで、下り坂の六叉路にて、ここを斜め左、写真では軽自動車が出てきた方に入ります。
左カーブの後、左手に金蔵院の入口が現れます。
園生町の金蔵院
真言宗豊山派、金蔵院、千葉市稲毛区園生町694番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
千葉寺十善講八十八ヶ所23番。
入口入って参道を進むと、右に23番標識塔、子易大明神祠、ここから参道真っ直ぐ進むと園生神社拝殿、右に曲がっての正面に23番大師堂、左に本堂、右に石仏群があります。
入口
23番標識塔
標識塔の正面「南無遍照金剛」、右面「四國八十八ヶ所 第二十三番 阿州藥王寺摸」、左面「文政十二己〓〓月吉日 薗生村 施主…」。(文政12年=1829年)
子易大明神祠
神額は「子易大明神」。ここでは「子安」ではなく「子易」の字を用いるようです。
境内主要部
本堂
扁額は「寶龜山」(宝亀山)。ガラス越しの撮影です。
23番大師堂
石仏群
この写真左の石仏は、左「奉造立如意輪尊…」、右「寛政八丙辰二月吉日」、右の石仏は、中央右「奉造立子易菩薩」、左「…薗生村」、右「文政十丁亥十月吉日」。(寛政8年=1796年)左の石仏は、中央最上部に種字、左「奉造立如意輪…」、右「文化九壬申二月吉日 十九夜講中」、中央の石仏の字は「念佛」ぐらいしか読めないし、右の石仏も読めないが、たぶん十九夜塔。(文化9年=1812年)左の石仏は、中央最上部に種字、右「念佛講中」、左「十九夜講中」、右の石仏は、右「奉造立十九夜念佛講中」、左「宝暦五乙亥 十月十九日」。(宝暦5年=1755年)この石仏は、中央最上部に種字、右「奉造立如意…音爲二世安樂」、左「元禄四辛未年十月十九日」。(元禄4年=1691年)
さて、境内最上部の園生神社に参ります。
園生町の園生神社
園生神社、千葉市稲毛区園生町624番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
この所在地住所は、ここ金蔵院から北に少し離れた場所になります。つまり、園生神社本殿などは別にあります。
金蔵院境内には鳥居、上り階段、拝殿、常夜灯などがあります。神額は「薗生神社」。常夜灯には参道側「園生村」、拝殿側「嘉永〓子年」。(嘉永子年=嘉永5年=1852年)
次回は、小中台町の日永寺(24番)
次回は、小中台町の日永寺に参ります。来た道を、県道との六叉路まで戻ります。