2023年遍路第15日その5&第16日その1、大宝寺(44番)を出て久万川を渡って旧道に出たところから。
遍路第15日(山岳ステージ)
日付 : 2023年10月31日
大宝寺の参拝・納経を終えて坂道を西へ、総門と久万川を越えて旧道に出た。
ここを左(南)に曲がって、久万高原町まちなか交流館前まで来て、まだ16時になっていないので、ちょっと考える。で、番外霊場の於久万大師堂に参拝しようと決めた。
反転して北へ。すぐの丁字路左に石塔が建っている。
久万高原町久万の街中の道標
この石塔、南側の面には「嘉永五壬子春 二月吉辰日」、西面は「左」に左を指す右手に「へんろミち」、北面は「右」に右を示す左手に「へんろみち」とある。(嘉永5年=1852年) へんろ道標である。
そのまま北へ走り、大宝寺への分岐も直進、愛媛県道12号西条久万線との十字路で左折すると、国道33&440号久万中学校前交差点との中間右(北)側に、於久万大師堂がある。16時01分到着。
於久万大師堂
四国八十八ヶ所番外霊場。大師堂石垣の南西側に石仏が纏められている。写真左の木製標柱には「久万新四国 七十番」とある。柱に掲げた看板には右「四国霊場番外札所」、左「久万郷由来之遺跡」とある。手前( 写真の上 )の扁額は「於久万大師」、奥( 写真の下 )の扁額は定番の「弘法」。
境内の南東側、大師堂右に石碑があった。おそらくは、昭和43年(1968年)に当地に移築(新築)した記念碑なのだろう。
滞在時間約8分で、16時09分出発。来た道を戻り、久万高原町まちなか交流館も通過して、信号十字路まで来て右折、国道に突き当たるところで右奥にあるのが、本日の宿「ガーデンタイム」である。16時15分到着。
本日(第15日)の走行記録
トータル78.68km、移動平均時速15.6km/h、総活動時間8時間41分17秒、これらには境内など歩行部分を含む。
ガーデンタイム
gardentime-ehime.com
本日の宿は久万高原町の「ガーデンタイム」。夕朝食付き。部屋は前夜の予約時点で和室しか残ってないと言われてます。入口のある階に食堂、上の階に宿泊の部屋(個室)、下の階にランドリー。部屋はバストイレ付き。和室といっても床の間とかはありません。
夕食前に、11月2日に泊まるホテル、そして3日に泊まるホテルをWeb予約した。なお1日の分は昨晩予約済みである。
夕食時など、客層はまだ「ねんりんぴっく」的な感じがする。
夕食後、ランドリーの回収をしての階段登り、ちょっと膝が痛む。再び食堂に降りて氷を所望、アイシング用と告げるとビニール袋に氷をいれてくれた。解っていらっしゃる。水を追加してから袋を結んで、さらにタオルを使って膝頭に載せる。しばらくしてから外して、また載せて冷やす。最後は外して、寝ます。
遍路第16日(平坦ステージ)
日付 : 2023年11月1日
宿の前の国道が標高約489m、そこから標高約719mの三坂峠に登るのだが、あとは一気に降ってから、標高数十メートル以下の松山市内を廻るので、まあ平坦ステージです。撮影時刻は07時31分。今朝はいつもより1枚上に着て出発する。国道を右(北)に走り、途中於久万大師堂すぐのコンビニに寄って買い物をし、また北へ走る。
3級山岳三坂峠
ゆるゆると登ってはいるが、いちおう久万カントリークラブ入口から起算して、三坂の旧へんろ道( 現愛媛県道207号三坂松山線 )との分岐まで、自転車NAVITIMEで調べると、距離4.2km、獲得標高162m(=標高差)、平均勾配3.85%。三坂道路が分岐して国道440号オンリーになってからしばらくの間が一番斜度があるが、たいした事はない。
その三坂道路分岐後に出てくる休憩所にて、久万高原見納めの写真撮影。三坂道路にはそれなりに交通量があるが、こちら側はほぼ無い。
この休憩所を出てしばらくすると斜度もすっかり緩み、旧へんろ道との分岐も過ぎて、松山市に入る。も少し進むと三坂峠の最高標高地点、そこを08時18分に通過。あとは一気に降る。基本は木々の中の道だが、時おり景色が広がる局面もある。でもダウンヒル中は原則撮影無し。
そして三坂道路と合流する手前、松山市久谷町大久保地区の標高約436m地点で右折し、国道を離脱した。08時31分。
次回は、遍路第16日、浄瑠璃寺(46番)
次回は、浄瑠璃寺に参ります。
更新履歴
2024年01月30日18時30分、初版公開
2024年02月07日19時30分頃、ガーデンタイムWebへのリンク方式を変更。