2023年遍路第9日その6、仁淀川右岸堤防を降りたところから。
遍路第9日(平坦ステージ)
日付 : 2023年10月25日
仁淀川右岸堤防上の道を、京間の大イチョウの北側で降りて、その後左(西)にごちゃごちゃ行くと、綺麗に整備された道に出る。そのまま西へ走ると、高知自動車道の土佐インター北側に出る。自動車道の高架下を抜けてすぐ斜め右に曲がって、北西に進路を取る。上空にパラグライダー、目前に清滝山。この先の集落内十字路から清瀧寺(35番)への登りが始まる。
3級山岳清瀧寺
自転車NAVITIMEで調べたところ、十字路から清瀧寺南西まで、距離1.59km、標高差120m(=獲得標高)、平均勾配7.55%。初めの集落のうちは斜度は緩い。十字路を14時02分に通過して、途中で一回進路の確認をして、14時14分到着。この壁の前で少し息を整え、壁を右へ、境内の駐車場に入る。14時15分。まだ息が荒いので、少し休む。外国(西欧)系な感じの女性へんろさんと会話する。
清瀧寺
真言宗豊山派、清瀧寺、高知県土佐市高岡町丁568-1。(四国八十八ヶ所霊場会Webより)
四国八十八ヶ所35番。
88shikokuhenro.jp
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清瀧寺の読みは「きよたきじ」。
撮影したのは最後だけれど、先に境内図つき説明板の写真を示す。ただし、境内図の駐車場は、実際には無いようだ。
伽藍の配置は、実際の駐車場より高いところに、左から観音堂、大師堂、本堂、その右に琴平神社本殿、本堂への階段下左に修行大師像がある。
また、説明板に拠れば、山号は医王山、院号は鏡池院、木像薬師如来立像は国指定の重要文化財。[高知県教育委員会Web:木像薬師如来立像]他にも高知県指定の保護文化財がいくつかある。
境内
本堂
修行大師像
大師堂
ようやく階段を登る。
観音堂
大師堂&本堂
扁額は、中央「本尊藥師如来」、右「第三十五番医王山清瀧寺」。
それでは、本堂、大師堂とお勤めして、階段下の納経所へ。
眺望
納経所への道は眺望も良い。海が見える。次の青龍寺(36番)へは写真右奥の谷筋からトンネルを抜ける予定。写真左に仁淀川大橋。
猫さん
琴平神社にも参る。
琴平神社
琴平神社、高知県土佐市高岡町丁566番地。(高知県神社庁Webより)
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入口から鳥居、登り参道階段、本殿。鳥居の左に琴平神社本殿の説明碑がある。それら全てが、清瀧寺の境内の一部に見える。
説明碑
これに拠れば、寛文8年(1668年)清瀧寺本堂焼失の後に金毘羅を勧請した。本殿は天保2年(1831年)再建の棟札があり、高知県指定の保護文化財である。[高知県教育委員会Web:琴平神社]
鳥居神額
参道階段
本殿
前述の通り、高知県指定の保護文化財。
本殿左常夜灯
本殿前の常夜灯のうち、左のものは、その正面「奉寄進」、右面(参道側)「文久四子年」とある。(文久4年=1864年、甲子年につき2月で改元)
さて、戻って駐車場を出たが、右手に注目。
清瀧寺の高岳親王塔
高岳親王塔を祀っているのはわかるが、塔自体は未確認。
高岳親王塔は高知県指定の史跡であるが、仏教考古学的調査を要するともある。[高知県教育委員会Web:高岳親王塔]
改めて下山を開始する。14時54分。滞在時間は約40分。
下山ルートは、登りとは違うルートで、駐車場を出たら高岳親王塔を右に見つつ、左に切り返して後は一気に下る。出だしで右下に降り参道階段と、その先に山門を認めたが、そのまま下山した。山門はそれきり見なかった。高知自動車道高架下を14時58分に通過。土佐市(高岡町)の街中を上手いこと抜けて、高知県道39号土佐伊野線で北から南へ波介川を渡る。
次回は、遍路第9日、青龍寺(36番)
次回は、青龍寺に参ります。