2023年遍路第7日&第8日 神峯(27番)への道

2023年遍路第7日その6&第8日その1、行当岬不動堂を出たところから。

遍路第7日(平坦ステージ)

日付 : 2023年10月23日
行当岬不動堂を出て国道55号を左(北)に走る。道の駅キラメッセ室戸は営業していない。そのまま走って、旧道に分岐してすぐ吉良川の街に入る。
今日の宿は夕食の提供が無く、途中で調達しなければならない。確か吉良川で買ってねという話だったが、コンビニは無い。弁当屋さんも見当たらない、というか、派手な看板などは無いので、初見ではどれが売店だかわからない。
国道に戻って、飲食店を発見、宿に着くのは遅くなるが、店で食べていこうと寄ってみる。すると、自動ドアを入って右に売店がある。売店に入ると弁当があったので、最後の1個に、おかずも別に買って、出発。
既に17時はまわっており、宿の御主人が話していた綺麗な日没は、道中で見ることになった。そして、今回の遍路で四国入りして初めての夜間(薄暮)走行となる。時たまスマホで、自分の位置と宿の位置を確認し、ようやく宿らしき建物の前に到着。
電話をかけると、その建物の中で人が反応する。ここで間違いないようだ。
17時45分に活動終了。

本日(第7日)の走行記録


トータル118.25km、移動平均時速18.7km/h、総活動時間10時間17分25秒、これらには境内など歩行部分( 除く行当岬不動堂 )を含む。

加領郷の民泊さん

本日の宿は、加領郷にある民泊さん。正式な屋号は判らない。海、国道、細い道、民泊さん、斜面という位置関係。建物は2階建てで、その2階全部が客室で広い、ツインのベッドも広い。各階にトイレあり、風呂とランドリーは1階、ダイニングキッチンも1階。軽朝食付で3300円(税込)と安い。
夕食は買っておいた弁当を食べる。
明日の宿であるが、昨日今日と宿の確保がスムーズには行かなかったので、寝る前に予約する。場所は高知市内、高知駅近くか少し東側であれば何処でも良い。というわけで、駅近の「ホテル高砂」をWebから確保した。
たぶん複数の泊まり客がいたら同室になるのかなとは思ったが、今晩は私一人だった。
寝ます。国道すぐそばの民家だけど、うるさい事は無かった。

遍路第8日(平坦ステージ)

日付 : 2023年10月24日
本日は超級山岳神峯神社のある、ド平坦ステージ。他には大日寺(28番)でちょっと登る。
朝食は、トーストに目玉焼きなど。御主人との会話では、最近は外国の客が多い、(芸西の)シーハウスのオムライスがお勧め、など。
07時22分出発。御主人が見送り。国道に出て北へ少し走ってから宿の方を撮影。

加領郷遠景
加領郷遠景
また少し走って、今度は進行方向左の海と山を撮影。
神峯山遠景
神峯山遠景
写真中央奥の山が神峯山( 基準点の標高569.9m )、それから海側へ、神峯神社(元27番)本殿は約500m、神峯寺(27番)本堂は約425mの高さにある。
国道を走るが、奈半利の街に近づいたら左(海)側旧道に入る。奈半利川橋の前後で国道に戻るも、田野の街で再度海側旧道へ。この旧道で国道と交差して、山側に移り、安田から唐浜に進むと、神峯への分岐交差点に至る。
唐浜の神峯への分岐交差点
唐浜の神峯への分岐交差点
この交差点の右手前角に、石塔が建っている。

唐浜の中務茂兵衛道標

唐浜の中務茂兵衛道標正面唐浜の中務茂兵衛道標右面
唐浜の中務茂兵衛道標
唐浜の中務茂兵衛道標背面唐浜の中務茂兵衛道標左面
唐浜の中務茂兵衛道標
この石塔、室戸から旧道で来た場合の正面は、右を指す左手の下に「神峯道」、その下が良く読めないが「〓十五丁」(〓は二か三)を含む。他の面も崩し字で全部は読めないが、右面の右下に「忠兵衛」、背面には「明治…年〓月吉辰」、左面には「周防國」、「施主中〓茂」などは見える。中務茂兵衛の建てた遍路道標である。
この道標や案内標識に従って右に入る。しばらくして、小さな川を渡ると、右手、土佐くろしお鉄道ごめんなはり線高架の向こうに鳥居がある。
神峯神社一の鳥居前
神峯神社一の鳥居前
鳥居まで進む。

神峯神社一の鳥居

神峯神社一の鳥居
神峯神社一の鳥居
神額は「神峯神社」。鳥居左前の石塔は、
神峯神社一の鳥居左前石塔
神峯神社一の鳥居左前石塔
その正面「従是神峯三十二丁」、右面「明治十三庚辰年四月吉日」とある。(明治13年=1880年)
ここから、神峯への道が始まる。08時14分出発。

超級山岳神峯神社(→)

自転車NAVITIMEで調べると、距離3.9km、獲得標高473m(=標高差)なので平均勾配12.1%。途中の新道との合流地点から神社までだと、2.3km、361m、15.7%となる。
最初は川沿の平坦路だが、それが終わるといきなり急坂。だが前半は斜度が緩む場面もある。新道との合流地点を過ぎてしばらくして、歩きへんろ道と車道が分岐する。

神峯へんろ道と車道の分岐
神峯へんろ道と車道の分岐
ここから急坂つづら折りが始まる。躊躇無く押し歩く方針であるが、それでも休み休みになってしまう。
神峯道つづら折り
神峯道つづら折り
写真の奥左に電柱がたぶん真っ直ぐ建っているので、斜度が判る。普通の坂道だと、写真ではあまり斜度が伝わらないけれど。
てな訳で、神峯寺駐車場で自転車は諦めて、ここに駐輪することにした。よって超級山岳神峯神社は、1級山岳神峯寺駐車場に格下げである。

→1級山岳神峯寺駐車場

これでも自転車NAVITIMEで調べると、距離3.3km、獲得標高364m、平均勾配11.0%。新道合流地点からだと、1.7km、252m、14.8%である。駐車場到着は09時06分。

神峯参道歩き

駐車場からは歩く。が、先ずは駐車場入口前にある観光案内図を確認。

神峯山観光案内図

神峯山観光案内図
神峯山観光案内図

参道

神峯参道駐車場入口
神峯参道駐車場入口
ここからも急坂で、くねくね登っていくと、寺の山門がチラリと見えてくる。
神峯参道途中
神峯参道途中
ちょっと進んで、道の左側に丁石の石仏がある。
神峯参道四丁石仏
神峯参道四丁石仏
まだ4丁もあるのか。
そして道の右側には、神社と寺の参道が並列にある。
神峯神社参道と神峯寺参道の分岐
神峯神社参道と神峯寺参道の分岐
写真右手前の標識だと、神峯神社まで0.4kmとある。先の丁石の4丁とは、神社までの距離のようだ。
そして、右が神社への階段参道、その左隣は寺の山門へ通ずる階段参道、さらに左の車道を使うと、寺の山門を抜けた道と合流後、神社への車道と寺への参道に分岐する。

次回は、遍路第8日、神峯寺(27番)

次回は、神峯寺に参ります。