印西大師・印西地区の大師堂巡拝 上長殿(白井市復)の観音堂(87番、白井大師21番)

(令和5年7月2日その7)
印西大師・印西地区の大師堂巡拝、白井下長殿(白井市復)の長栄堂(17番、白井大師15番)の次は、上長殿(かみながとろ)(白井市復)の観音堂(87番、白井大師21番)に参ります。
白井下長殿集会所・17番大師堂の前の道を右(南)に出ます。道が左にカーブした後の突き当り三叉路、

白井下長殿集会所南東の三叉路
白井下長殿集会所南東の三叉路
これを右折(南行)、その後は道なりに進んで、千葉県道189号との信号交差点、
千葉県道189号白井市白井の信号交差点
千葉県道189号白井市白井の信号交差点
これは直進して県道を横断します。その先も道なりで、二重川の谷津田左岸の道を上流方向に進み、国道16号については、
白井市復で二重川を越える国道16号
白井市復で二重川を越える国道16号
その下を潜り抜けます。なおも道なりで進み、道が右にカーブした直後の二股三叉路の、ちょうど右側に上長殿観音堂があります。白井下長殿集会所から約1.2kmになります。
上長殿観音堂前
上長殿観音堂前
右手に一段高くなっているところの手前です。

上長殿観音堂

千葉県の宗教法人名簿には記載がありません。
印西大師87番。
白井大師21番。(或いは15番)
道路際に87番大師堂、その横に建物があって多分これが観音堂、大師堂の横から左後方にかけて石塔石仏群があります。

87番大師堂全景
87番大師堂全景

87番大師堂

87番大師堂
87番大師堂
印西大師87番番号札
印西大師87番番号札
87番御詠歌額
87番御詠歌額
本家四国八十八ヶ所は長尾寺で、当地は長殿、「長」の字が共通です。
87番大師像台座
87番大師像台座
台座には「長殿村講中」とあります。長殿村は、明治7年(1874年)に、二重川の左岸(北西側)の法目村、富ヶ谷村、富ヶ沢村と合併して、復村となりました。その後、復村は他の村々と合併して、白井村(→町→市)復となっています。

石塔石仏群

大師堂左後方の石仏からいくつか。

87番大師堂側石仏その1
87番大師堂側石仏その1
こちらの石仏は、左「明和六丑十一月吉日」とあります。(明和6年=1769年)
87番大師堂側石仏その1の蜂の巣
87番大師堂側石仏その1の蜂の巣
石仏の右頬に小さな蜂の巣が。
87番大師堂側石仏その2
87番大師堂側石仏その2
こちらの石仏には、最上部に種字、その下「十九夜講中 長燈籠村 上下二十三人 文化三寅」とあります。(文化3年=1806年) 長燈籠村は、長殿村の別の表記でしょう。昔から上、下の二地区に別れていたようです。
長殿は「ながとろ」と無理な読みをしますが、長燈籠も「ながとうろう」ではなく「ながとろ」と読むのでしょう。昔の人は、読みが同じであれば漢字表記にはこだわらない面もありました。
それでは、次へ参ります。上長殿観音堂前の二股三叉路は、下長殿から来た時の左側、坂を上らない方に進みます。道が左にカーブした後、右手に法目(白井市復)の仏法寺(42番、白井大師18番)が現れます。三叉路から約0.6km強です。
法目仏法寺前
法目仏法寺前
本記事も、いつもより短くなりましたが、ここで切ります。

次回は、法目(白井市復)の仏法寺(42番、白井大師18番)&八幡神社

次回は、法目(白井市復)の仏法寺(42番、白井大師18番)と八幡神社に参ります。