(令和5年4月17日その6)
印西大師・印西地区の大師堂巡拝、木下の山根山不動尊(7番)などの次は、竹袋の神宮寺(64番)に参ります。
印西市竹袋の小字五ノ神台から、千葉県道64号に移動してきました。ここを右で竹袋稲荷神社駐車場脇の神宮寺(64番)、左なら三宝院(41番)となります。先ずは、神宮寺に参ります。右折して約0.1km弱、左手の稲荷神社裏参道に入ります。この写真の中央の建物は竹袋集会所、その左、自動車との間に64番大師堂があるのです。
64番大師堂(神宮寺)
印西大師64番。写真の右に竹袋集会所、中央に観音堂、左に64番大師堂があります。
64番大師堂
本家四国八十八ヶ所の64番は、(里)前神寺で、名前に神が入っています。
ここの神宮寺とは、竹袋稲荷神社の別当寺だった稲荷山神宮寺三宝院の事です。印西大師の札所としては、64番を神宮寺と称して竹袋稲荷神社そばに設置、41番を三宝院として現在の三宝院境内に置いたものです。他の地四国の例から考えると、41番か64番のどちらかが、竹袋稲荷神社に置かれていたのを、明治の神仏分離の際に、神社から切り離した可能性があります。なお、裏参道の、竹袋集会所の反対側には、印西市消防団第1分団第2部の倉庫があり、ここでも、神社・寺院、集会所、消防団倉庫の組合せになっています。
観音堂
鋳銅鰐口説明板
観音堂の左に、鋳銅鰐口の説明板があります。印西市の指定文化財です。
www.city.inzai.lg.jp
鋳銅鰐口
それで、鰐口ですが、観音堂の扁額代わりに置いてありました。なお、鰐口の所有者は三宝院だそうで、そうするとこの観音堂は、三宝院の境外堂という扱いなのでしょう。
石塔石仏
観音堂・64番大師堂から竹袋稲荷神社へ移動する途中に、石塔石仏が並べてあります。ここから、竹袋稲荷神社にも参拝いたします。
竹袋の稲荷神社
稲荷神社、印西市竹袋141番地1。(千葉県の宗教法人名簿より)北からの裏参道から入ると、赤い鳥居の先の境内で東からの表参道にぶつかり、その右(西)に拝殿、左(東)は石鳥居の先に参道階段を下って上って千葉県道64号、その先は三宝院です。石鳥居の右に説明板、拝殿左(南)側にも摂末社があります。
説明板
これに拠れば、正応元年(1288年)に伏見稲荷より勧請、明和6年(1769年)に本殿・拝殿・石段が竣工。他に一件だけ三宝院の記事があります。
表参道・鳥居
拝殿
境内南側
本殿
彩色鮮やか。
それでは、三宝院に移動します。裏参道から千葉県道64号に出て右(東)に、その先で県道が右にカーブすると、右に竹袋稲荷神社の表参道、左に三宝院です。
竹袋稲荷神社の表参道入口・鳥居
次回は、竹袋の三宝院(41番)
次回は、竹袋の三宝院(41番)に参ります。