自転車坂東三十三観音巡拝 筑波山の大御堂(25番)

(令和4年8月19日その3)
自転車で坂東三十三観音巡拝、泉の慶竜寺&六所神社の続きです。
六所神社の西側の道を右(北)に進みます。国道125号に出て右折の予定でしたが、地元の人が手前の田圃の中の道を行くので、それについて行きます。結局は、国道125号の内町下交差点に出て、真東へ横断し、茨城県道138号からすぐ左折して、つくばりんりんロードに移ります。
しばらく走ると、

つくばりんりんロード筑波山と桜並木
つくばりんりんロード筑波山と桜並木
北の岩瀬駅まで22kmの地点、筑波山と桜並木の撮影スポットになっています。今から、山の中腹、建物がある辺りまで登る訳です。
そのまま走って、筑波休憩所、旧筑波線筑波駅跡に着きました。
筑波休憩所
筑波休憩所
撮影時刻は9時22分。さて、手持ちの水とポカリスエットがなくなりました。ここでは、水のみ補給して、いよいよ、登山です。右側の、駅から真直ぐ延びる道( たぶん茨城県道42号の旧道 )を上り、鳥居がありますが写真は撮らずに、県道42号との交差点を右折、登ります。
筑波駅の標高が約27m、大御堂の駐車場が約243m、距離は約3.3km、平均勾配約6.5%ですが、最初と最後は緩いので、途中はもっときついです。数年前にクロスバイクで登った時は、何回も途中で止まって休みましたが、今回は、意外と登れます。とは言っても、そもそも登りは不得手、だんだんと休む口実を求めるようになります。そして、左の僅かな窪みに嵌りそうな気がして、やむなく?止まります。標高約196m地点。
そこからぼちぼち進んで、神社入口交差点右前の駐車場に到着です。
神社入口交差点大鳥居
神社入口交差点大鳥居
この交差点からは、県道42号を離脱して、大鳥居を潜ります。
しばらくして、左側に大御堂の階段が現れます。
筑波山大御堂参道階段
筑波山大御堂参道階段
撮影時刻は9時47分。今いる道を、も少し進んでから左に切り返して坂を上ると、この階段ひとつ上の区画にある大御堂の駐車場、またその手前で再度切り返すと筑波山神社の駐車場があり、その先に筑波山神社や筑波山ケーブルカー山麓駅があります。
また、今いる道を進むと、筑波山神社の昔からの参道に至ります。
筑波山神社参道・鳥居
筑波山神社参道・鳥居
それでは、大御堂の駐車場に自転車を停めて、納経です。

筑波山の大御堂

坂東三十三観音25番。
tsukubasan-omido.jp
ja.m.wikipedia.org

駐車場の石碑背面

筑波山大御堂駐車場の石碑背面
筑波山大御堂駐車場の石碑背面
その駐車場にある石碑、背面の冒頭には、「筑波山知足院中禅寺大御堂 鐘楼再建寄進者御芳名記念碑 平成十四年十二月吉日建之」とあります。(平成14年=2002年) これを以って山号、院号、寺号としてよいのかは、確定できませんが、参考まで。
駐車場から、参道階段を上って、途中右に鐘楼、左に大師堂( これは帰宅後に判明 )、参道真直ぐに大御堂があります。

大御堂

筑波山大御堂
筑波山大御堂
ここで、納経に必要な経本を忘れた事が発覚、代用にスマホから般若心経のあるサイトを捜しました。
筑波山大御堂納経印
筑波山大御堂納経印

境内からの風景

筑波山大御堂境内からの風景
筑波山大御堂境内からの風景
この写真は軽量化のため解像度を落してますが、ここからは東京のビルも見えます。
さて、歴史的には、ここ筑波山は神仏習合の聖地であり、神社の面では筑波山神社として延喜式に記され、寺院の面では中禅寺として、坂東三十三観音の25番札所でした。その坂東三十三観音成立期には、有力御家人の八田知家の勢力圏になり、その子筑波為氏が別当に就いています。
ところが、明治の神仏分離により、中禅寺は廃寺、その境内は筑波山神社に統合されました。その後、紆余曲折を経て、旧中禅寺と縁のある東京の護国寺の別院として、大御堂が復興したそうです。

次回は、筑波山神社(25番関連)

次回は、その筑波山神社(25番関連)に参ります。自転車を大御堂の駐車場に置かせて頂いたまま、神社の入口に向います。