自転車坂東三十三観音巡拝 筑波山神社(25番関連)

(令和4年8月19日その4)
自転車で坂東三十三観音巡拝、筑波山の大御堂の続きです。
大御堂の駐車場から徒歩で、東側の坂を下りてそのまま進み、自動車のロータリーを越えて道が左に曲がると、筑波山神社の参道となります。

筑波山神社参道・鳥居(再掲)
筑波山神社参道・鳥居(再掲)

筑波山神社

筑波山神社、つくば市筑波1番地1。(茨城県神社庁の神社一覧より)
式内社。(二座、うち一座は名神大社、一座は小社)
坂東三十三観音25番関連地。
www.tsukubasanjinja.jp
ja.m.wikipedia.org

御神橋

さて、参道を進むと、最初に徳川家光寄進の御神橋があります。

筑波山神社御神橋
筑波山神社御神橋
筑波山神社御神橋説明板
筑波山神社御神橋説明板
これに拠れば、寛永10年(1633年)11月家光により寄進、元禄15年(1702年)6月徳川綱吉により改修。年に4日間のみ、参拝者も渡れるとのことです。
筑波山神社御神橋側面
筑波山神社御神橋側面
茨城県指定文化財です。
www.edu.pref.ibaraki.jp
この御神橋の左に社号標、左奥に手水舎があります。

社号標

筑波山神社社号標
筑波山神社社号標
社号標( というのは初めて知りました )の筆を取った従二位子爵小笠原長生については、Wikipediaの小笠原長生の項を参照してください。

手水鉢

筑波山神社手水鉢
筑波山神社手水鉢
「宝暦八年戊寅三月」とあります。(宝暦8年=1758年)

随神門

手水舎を過ぎると、階段の先に随神門が現れます。

筑波山神社随神門階段下
筑波山神社随神門階段下
筑波山神社随神門説明板
筑波山神社随神門説明板
これに拠れば、寛永10年(1633年)11月家光により寄進、2度の焼失を経て、文化8年(1811年)に再再建、つくば市指定文化財だそうです。
筑波山神社随神門
筑波山神社随神門
この門は、元は( 中禅寺の )仁王門でした。

拝殿下

随神門の先はまた階段で、途中右側に筑波山神社御造営由来記の碑、階段の先真直ぐに拝殿、その右に末社の日枝神社と春日神社があります。

筑波山神社拝殿階段下
筑波山神社拝殿階段下

筑波山神社御造営由来記の碑

筑波山神社御造営由来記の碑
筑波山神社御造営由来記の碑

日枝神社・春日神社

筑波山神社末社日枝・春日神社両社拝殿
筑波山神社末社日枝・春日神社両社拝殿
筑波山神社拝殿の右、前側の建物で、日枝神社と春日神社の両社の拝殿です。
筑波山神社末社日枝神社・春日神社
筑波山神社末社日枝神社・春日神社
筑波山神社拝殿の右、奥の建物で、その右(東)側が日枝神社、左(西)側が春日神社です。
筑波山神社日枝神社・春日神社・拝殿説明板
筑波山神社日枝神社・春日神社・拝殿説明板
これに拠れば、日枝神社・春日神社・拝殿もまた、寛永10年(1633年)11月家光の寄進になるもので、茨城県指定文化財です。
www.edu.pref.ibaraki.jp

拝殿

筑波山神社拝殿
筑波山神社拝殿
この拝殿は、中禅寺の本堂跡地に建てられたものです。

御朱印

拝殿の左にて御朱印を頂きました。

筑波山神社御朱印
筑波山神社御朱印
さて、前回の記事でも触れたように、この地は昔、筑波山神社と中禅寺が併存する神仏習合状態にあって、その中禅寺が坂東三十三観音25番札所でした。それが明治の神仏分離により、この地は神社に統合され、本堂は破却、仁王門からは仁王像が撤去、札所の観音像も転出したのです。
それでは、拝殿の左の道から大御堂(現25番)に戻り、自転車に復帰します。

次回は、清滝寺(26番)

次回は、清滝寺(26番)に参ります。大御堂の駐車場から出発します。