2023年遍路第9日その3、高知県道247号武市半平太の旧宅と墓入口に着いたところから。
遍路第9日(平坦ステージ)
日付 : 2023年10月25日
高知県道247号仁井田竹中線の、武市半平太の旧宅と墓の入口に来たので、寄ってみる。左折。
武市半平太旧宅及び墓
武市半平太、諱は小楯、号して瑞山。
ja.wikipedia.org
左折した先の突き当たり、左が旧宅、右が墓所と瑞山神社であり、旧宅と墓所は国指定の史跡である。www.city.kochi.kochi.jp
なお、旧宅であるが、現在も民家として使用され非公開なので、入口手前で引き返した。
瑞山神社・墓所参道
墓所に向かう道は瑞山神社参道でもある。鳥居奥の建物は瑞山記念館。
位置案内図
記念館の右手に墓所、記念館の奥に瑞山神社本殿。
武市家墓所
この写真前列左端が「武市富之墓」(半平太妻)、その右が「武市半平太小楯」の墓、後ろに「明治四十年五月建之」の贈正四位の碑がある。前列右端は「武市半右衛門正恒 同人之妻 墓」(半平太両親)。この写真の左側に、富、半平太小楯、半右衛門正恒と妻の墓があり、写真右は「武市半八妻墓」である。この写真前列左が「武市半八正久墓」(正恒父)、中央が「武市伴右衛門妻墓」、右が「武市伴右衛門正信墓」。位置からして正信は正久の先代であろう。江戸時代は、女性(武家当主妻)の実名は墓にも記さない。
瑞山神社
神額は「瑞山神社」。
瑞山記念館
記念館は、拝殿の位置にあると言える。
道を戻って県道247号を再び南へ、自販機でドリンク購入して走りだす。無名の小さな峠の交差点で左に、トンネルを抜け、住宅団地を南へ進むと、左手の石土池越しに小山が見える。この山の右のこぶの向こう側に、次の札所、禅師峰寺(32番)がある。
池沿いに南から西へ、県道14号春野赤岡線新道に出て、トンネルに入る前に右折、突き当たり丁字路を左折、次の突き当たり丁字路で左に向くと、禅師峰寺への車道参道が始まる。
4級山岳禅師峰寺
STRAVAのデータに拠れば、距離0.52km、標高差62m、平均勾配11.4%。小山を時計回りに螺旋状に4分の3回転して駐車場までである。09時55分出発。10時00分に駐車場到着。
禅師峰寺
真言宗豊山派、禅師峰寺、高知県南国市十市3084。(四国八十八ヶ所霊場会Webより)
四国八十八ヶ所32番。
88shikokuhenro.jp
ja.wikipedia.org
禅師峰寺の読みは「ぜんじぶじ」。駐車場の右(山)側が境内で、駐車場入口付近から緩い階段を登って、平坦部で右に切り返すと納経所、平坦部左に進んでいくと、左からの階段参道と合流し、右に山門、山門の先も登り階段で、その先平坦になって参道が右に折れ、その先、左に修行大師像のあと、参道真っ直ぐに本堂、本堂の左に大師堂、さらに左に地蔵堂と阿弥陀堂がある。
説明板
これに拠れば、山号は八葉山、院号は求聞持院、保管庫にある木造金剛力士立像は国指定の重要文化財。[高知県教育委員会Web:木造金剛力士立像]
山門下階段参道
山門
扁額(山号)は「八葉山」。
境内参道
ここから西の海が見える。
本堂
扁額の中央「本尊十一面観世音」、右「第三十二番八葉山禅師峰寺」。
大師堂
扁額は定番の「弘法」。
地蔵堂と阿弥陀堂
右手前が地蔵堂、左奥が阿弥陀堂。
修行大師像
それでは、本堂、大師堂でお勤めし、戻って納経所へ。駐車場に戻る。ここからは東の海が見える。10時40分出発。滞在時間は約40分。1分強で下山した。
次回は、遍路第9日、雪蹊寺(33番)&秦神社
次回は、雪蹊寺と秦神社に参ります。