(令和5年4月27日その2)
印西大師・印西地区の大師堂巡拝、清戸の宗像神社などに寄り道の次は、物木の竜湖寺(47番)に参ります。
北総線印西牧の原駅の東を南北に走る道路、これを駅から北に進みます。宗甫の皇大神宮横を通過して、北東方向にカーブした後、なおも進んで、印西市滝と同市物木の境近くに来ました。この三叉路の三重連結した交差点、奥の三叉路を右折します。しばらく進むと、左手に庚申塔群があります。
物木の庚申塔群
よく字が見えないのですが、接写写真の右から2番目の庚申塔には「宝暦四〓戌天十月吉日」、左隣・写真中央のは「元禄十五午〓 八 月 吉日」、また左隣・写真左から2番目は、中央に「奉造立庚申〓供養」、その左右「享保三戌年 閏十月吉日」、左端は「年十月下旬日」とあるようです。(宝暦4年=1754年、元禄15年=1702年、享保3年=1718年)
さらに直進して、二股三叉路に至り、ここは案内看板のとおりに左に進みます。畑地の中を蛇行して、下り坂になってくると、進路の左に墓地そして竜湖寺が現れます。この先、坂の途中で、自動車も通行可能な境内へのショートカットがあります。ですが、坂を下りきってから、道が左に折れた後の三叉路を左折して、そちらの参道から参ります。
物木の竜湖寺
曹洞宗、龍湖寺、印西市物木213番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
印西大師47番。参道入って左に古い六地蔵、参道真直ぐに山門、その先は舗装された境内で、参道真直ぐに本堂、途中左に大師堂、本堂の左前に龍湖寺の絵馬の説明板があります。
古い六地蔵
山門
これはもしや、鐘楼門では。
境内
47番大師堂
本堂
山号は少林山。少し調べてみましたが、少林拳・少林サッカーで知られる中国の少林寺は、禅宗、曹洞宗にとって象徴的な寺院です。扁額には「龍湖護國禅寺」とあります。
龍湖寺の絵馬の説明板
絵馬は、印西市の指定文化財です。
www.city.inzai.lg.jp
また、この説明板より、竜湖寺の創建は建久2年(1191年)、覚海賛元禅師による創建とわかります。これは道元の誕生の9年前ですので、途中で曹洞宗に改められたことになります。
それでは次、砂田(小林)の西福寺(48番)に向けて、砂田(小林)地区へ移動です。竜湖寺の山門から参道を真直ぐ(東)に進み、そのまま道路を直進し、突き当りの三叉路、ここは左折します。物木の集落が途切れ、小林との境界となる三叉路、ここも左折します。直ぐに、小林の田圃の中に出ることになります。
次回は、砂田(小林)の西福寺(48番)
次回は、砂田(小林)の西福寺(48番)に参ります。