江戸川八十八ヶ所巡拝 金谷寺(文政期の73番)&蘇羽鷹神社(81番)

(令和4年4月30日その1)
江戸川八十八ヶ所巡拝、本日は、八ヶ崎の金谷寺(文政期の73番)から始め、続いて、二ッ木の蘇羽鷹神社(81番)に参ります。
先日の最後に訪れた札所、八ヶ崎の長聖寺(18番&73番&82番)からスタートします。長聖寺の前の道を右(北)に約0.2kmほぼ直進すると、左手に金谷寺です。

金谷寺前
金谷寺前

金谷寺

曹洞宗、金谷寺、松戸市八ケ崎二丁目40番地の7。(千葉県の宗教法人名簿より)
江戸川八十八ヶ所文政期の73番。

金谷寺入口
金谷寺入口
山号は八照山。
入口から真直ぐに本堂、その左の庭に芭蕉の句碑があります。大師堂は見当たりませんでした。ここが文政期の73番札所である根拠は、長聖寺にある73番標識塔です。

本堂

金谷寺本堂
金谷寺本堂
写真、焦点合ってない。

芭蕉句碑

金谷寺芭蕉句碑
金谷寺芭蕉句碑

父母のしきりにこいしきじの声

調べてみると、これは高野山で詠んた句だそうです。

境内

金谷寺境内
金谷寺境内
それでは、蘇羽鷹神社に参ります。金谷寺を出て左(北)に進み、次の角を左折して坂を下ります。JR武蔵野線を潜って振り返ると、
金谷寺坂下
金谷寺坂下
高架線路の向こうに金谷寺の緑が見えます。この写真とは逆の北に進み、なんとか線路に沿って行くと、江戸時代の水戸街道に出ますので、左折して坂を上ります。すると、国道6号線と合流するところ、右手、国道の向こう側に蘇羽鷹神社の緑が見えてきます。
旧水戸街道から蘇羽鷹神社
旧水戸街道から蘇羽鷹神社

蘇羽鷹神社

蘇羽鷹神社、松戸市二ツ木1732番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
江戸川八十八ヶ所81番庚申堂。

蘇羽鷹神社前
蘇羽鷹神社前
この写真、左が蘇羽鷹神社、右が国道6号線、右端の一方通行出口が江戸時代の水戸街道になります。
蘇羽鷹神社説明板
蘇羽鷹神社説明板
ご祭神は国常立命。
蘇羽鷹神社入口
蘇羽鷹神社入口
神社は、参道から階段を上がって左に81番札所の庚申堂、鳥居の先の境内には石碑が複数、境内左に拝殿があります。

庚申堂

蘇羽鷹神社庚申堂
蘇羽鷹神社庚申堂
大師像や番号札はありませんが、これが江戸川八十八ヶ所81番らしいようです。

石碑

蘇羽鷹神社移築記念碑
蘇羽鷹神社移築記念碑
蘇羽鷹神社新築記念碑
蘇羽鷹神社新築記念碑
蘇羽鷹神社改築記念碑
蘇羽鷹神社改築記念碑
これらに拠れば、蘇羽鷹大明神は千葉氏の守護神(=妙見、)天正4年(1576年)9月19日の創立、昭和43年(1968年)10月19日に移転(記念碑の日付)、昭和51年4月30日に火災にあい、昭和55年秋に新社殿竣工、平成2年(1990年)秋に改修竣工との事です。移転は、国道6号線の直線新道建設と関係するのでしょうか。

拝殿

蘇羽鷹神社拝殿
蘇羽鷹神社拝殿

次回は、二ッ木の光明寺(79番)

次回は、二ッ木の光明寺(79番、文政期・明治期の24番)に参ります。国道6号線に出て左(北東)に、坂を下ります。

国道6号線沿いからの蘇羽鷹神社
国道6号線沿いからの蘇羽鷹神社