2023年遍路第15日その3、岩屋寺(45番)から愛媛県道12号に戻ったところから。
遍路第15日(山岳ステージ)
日付 : 2023年10月31日
岩屋寺の参拝・納経を終えて愛媛県道12号西条久万線に戻り、北西に走り始めた。
古岩屋トンネルを抜けて少し進むと、古岩屋に至る。
古岩屋
ja.wikipedia.org
まず、右手に岩壁がある。少し進むと左手に説明板があった。これに拠れば、古岩屋(ふるいわや)は国指定の名勝。ただ、剥げている部分もあって読みにくい。
[文化遺産オンラインWeb:古岩屋]も少し進んで、県道がごく小さな川を越えての左側に、「大師堂・紅葉谷」の案内標識があった。撮影時刻は13時47分。ここに自転車を置いて、谷に入ってみる。しばらくすると、何やらお堂か何かが見えてくる。絶壁の麓にお堂があった。
大師堂
扁額は「大師堂」。左から右に書いてある。
大師堂の奥へ進む。オーバーハングした岩壁の下に石仏などが並ぶ。その隣のお堂は荒れている。さらに奥へ進む。坂の先にもお堂があった。
不動尊
このお堂の壁に、「古岩屋不動尊復元縁起」と題する説明板がある。で、このお堂を撮影する。ん、よく観ると、お堂の向こう側岩壁の穴に不動明王像がある。先の説明板に拠れば、不動尊像は「一木作り五メートル」とあるので、このお堂には収まらないな。扁額は、よう読めん。
ここまでで引き返す。古岩屋という名前だから岩屋寺の旧地なのかと思ったが、そういう記述は無かった。
県道まで戻って、14時11分出発。滞在時間は約24分。
県道は左(北西)に走る。ここまでも少し登り勾配なのだが、嵯峨山地区に入ると少し斜度が上がる。
4級山岳愛媛県道12号嵯峨山
最後の部分、自転車NAVITIMEで調べると、距離983m、獲得標高63m、平均勾配6.40%。
登りきると今度は降り、変則十字路の信号に引っかかってから直進すると、左カーブとともにまた登りが始まる。
4級山岳愛媛県道12号峠御堂(とうのみどう)
これも自転車NAVITIMEで調べると、距離1.1km、獲得標高71m、平均勾配6.45%。しかし少しだけ交通量が多くなった気がする。この登りのゴールは、峠御堂トンネル入口である。トンネル入口の手前左に、へんろ道の分岐があった。
さてこのトンネル、歩道が無くて長さ623mという嫌らしいトンネルである。ライトを点けて、後続をやり過ごしてから突入、若干の降り勾配にも助けられるが、しかし後ろから自動車が来るよ。来るなーと叫びながら脱出。左の空きスペースに停車、消灯、再度走り出して坂を降る。勢いのままに途中の大宝寺(44番)への近道は通り過ぎてしまったので、その次の十字路を左折、突き当たり丁字路、いや十字路を左折すると、大宝寺への登りが待っていた。
次回は、遍路第15日、大宝寺(44番)
次回は、大宝寺に参ります。