江戸川八十八ヶ所巡拝 続・鰭ヶ崎の東福寺(1番&21番&29番&44番&51番&88番&89番)

(令和4年5月6日その6)
江戸川八十八ヶ所巡拝、鰭ヶ崎の東福寺(1番&21番&29番&44番&51番&88番&89番)の続きです。

東福寺

真言宗豊山派、東福寺、流山市鰭ヶ崎1033番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
江戸川八十八ヶ所1番&21番&29番&44番&51番&88番&89番。
江戸川二十一ヶ所1番。
下総三十三観音2番。

千仏堂故地

本堂の右後ろからは、千仏堂故地を望めます。

東福寺本堂裏から千仏堂故地を望む
東福寺本堂裏から千仏堂故地を望む
この写真で、真直ぐに延びた道の先が、千仏堂が昔あった所です。今は墓地だけになっています。また、昭和40年代に開発されるまでは、千仏堂まではほぼ平坦だったようです。

本堂右前の建物

本堂の右前に位牌等を収めた?建物があります。

東福寺本堂右前の建物
東福寺本堂右前の建物
ここの中央に、「木星号遭難者諸精霊位」、および、「日本航空一二三便遭難者各霊位」が置かれています。
東福寺の航空事故位牌
東福寺の航空事故位牌
また、ここの右端に、江戸川霊場の番号札が5枚ほどあります。
東福寺の江戸川霊場番号札
東福寺の江戸川霊場番号札
札の手前に箱があるので、全札の確認はできないのですが、左端のものは「江戸川八十八ヶ所第一番」、その隣は「二十一ヶ所第」、残りの3枚は「江戸川八十八ヶ所第」とあります。

大師堂

さて、ようやく大師堂です。山門から本堂への参道中程左手に大師堂があります。

東福寺大師堂
東福寺大師堂
大師堂の前壁に、御詠歌額が4枚と、御詠歌額のあった跡が1つあります。
東福寺大師堂左御詠歌額
東福寺大師堂左御詠歌額
東福寺大師堂右御詠歌額
東福寺大師堂右御詠歌額
昔、昭和の初め、21番札所は東福寺近くの五本松に、89番は同じく弁天山に、29番は同じく桜大門穴大師に、そして、88番は奥院千仏堂(移転前)にありました。おそらく、五本松や弁天山は今の千葉県道280号線沿いかその近くにあって、桜大門は千仏堂エリアの門ではないかと思われます。
また、44番は同じ鰭ヶ崎の雷神社に、51番は近年まで豊四季の小島大師にありましたが、現在では当地が札所であるとの情報もあります。
nagareyamakankou.com

鐘楼とミニ四国八十八ヶ所

大師堂の左、坂道参道から境内に入ったときの左手に、鐘楼があります。この鐘楼の前に、修行大師像と、ミニ四国八十八ヶ所というべき大師像群があります。

東福寺鐘楼
東福寺鐘楼
これで、東福寺の記事は終りです。他の札所基準からすると、見落した物もあるでしょう。なお、下総三十三観音に関する情報は見当たりませんでした。

次回は、鰭ヶ崎の雷神社(44番)&横須賀の正福寺(38番&74番)

次回は、雷神社(44番)、続けて、横須賀の正福寺(38番&74番)に参ります。千葉県道280号線を東に、山門から階段を下りて左の方に進みます。この280号線、宅地化が進んだ現在ではトレースが難しいのですが、東福寺の南からは、道なり右カーブ後、道なり三叉路左折で、左手に雷神社です。