江戸川八十八ヶ所巡拝 鰭ヶ崎の東福寺(1番&21番&29番&44番&51番&88番&89番)

(令和4年5月6日その5)
江戸川八十八ヶ所巡拝、木村(流山市木)の観音寺(64番&84番)の次は、鰭ヶ崎の東福寺(1番&21番&29番&44番&51番&88番&89番)に参ります。
観音寺から南流山駅入口交差点まで移動して、交差点を渡ります。

南流山駅入口交差点北
南流山駅入口交差点北
この写真、撮影者の背中が南流山駅や観音寺の方向です。で、写真の中で、信号待ちの車列が少し間隔を開けている、千葉愛友会記念病院への右折看板の所、ここを右折すると千葉県道280号線となり、しばらくして左手に東福寺の参道(階段あり)が現れます。なお、写真を直進の後右折すると、東福寺への坂道参道となります。

東福寺

真言宗豊山派、東福寺、流山市鰭ヶ崎1033番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
江戸川八十八ヶ所1番&21番&29番&44番&51番&88番&89番。
江戸川二十一ヶ所1番。
下総三十三観音2番。

表参道

東福寺入口
東福寺入口
こちらは、千葉県道280号線に面した、東福寺のいわば南口です。入口の右に「新四国江戸川八十八ヶ所總本地東福寺」の碑、入口の左に江戸川二十一ヶ所1番の標識塔、参道平坦部の左手に庚申塔群、その先に階段・山門と続きます。

江戸川二十一ヶ所1番標識塔

江戸川二十一ヶ所1番標識塔
江戸川二十一ヶ所1番標識塔
標識塔の正面「第一番弘法大師廿一箇所東福寺」、左面「文政四辛巳歳三月廿一日建下總國葛飾郡鰭ヶ崎村」とあります。(文政4年=1821年)

庚申塔群(百庚申)

東福寺百庚申
東福寺百庚申
さて、階段は登らずに道を返して先程の交差点を右折、次の角、
東福寺坂道参道入口
東福寺坂道参道入口
ここを右折、また右折で坂道参道に回り込みます。
東福寺坂道参道
東福寺坂道参道
東福寺坂道参道から境内
東福寺坂道参道から境内へ

山門

さも階段を上ったかのように、山門です。

東福寺山門
東福寺山門
山号は守竜山。
山門の右に文化財等の説明板、その斜め後方に准四国八十八ヶ所の石塔、山門から参道真直ぐに本堂、本堂の左に千仏堂、本堂の右前に位牌等を収めた?建物、参道の途中左に大師堂、右に江戸川八十八ヶ所に関する石碑等、山門の左後ろに鐘楼があります。

説明板

東福寺説明板2枚
東福寺説明板2枚
東福寺の指定文化財説明板
東福寺の指定文化財説明板
これらに拠れば、本尊は薬師瑠璃光如来、院号は証明院。東福寺には、流山市の指定有形文化財が5件、指定有形民俗文化財が1件あります。
www.city.nagareyama.chiba.jp
以下の流山市webサイトのページには、本記事作成時点では解説文がありません。

境内

山門の右手、説明板の裏からの境内です。

東福寺境内
東福寺境内

准四国八十八ヶ所石塔

上の境内写真の右端に、准四国八十八ヶ所の石塔があります。

東福寺准四国八十八ヶ所石塔
東福寺准四国八十八ヶ所石塔
この石塔、正面の左右に「准四国八十八ヶ所」、右面に「文政十一子歳三月吉日」とあります。個別の札所番号等は見当たりませんでした。おそらくは、文政期の江戸川八十八ヶ所成立を記念したものでしょう。

江戸川八十八ヶ所開創記念塔

境内参道中程の右手に、江戸川八十八ヶ所開創記念塔があります。

江戸川八十八ヶ所開創記念塔
江戸川八十八ヶ所開創記念塔
江戸川八十八ヶ所開創記念塔アップ
江戸川八十八ヶ所開創記念塔アップ
こちらは、昭和の江戸川八十八ヶ所成立を記念したものです。

本堂

東福寺本堂
東福寺本堂

千仏堂

東福寺千仏堂
東福寺千仏堂
千仏堂は、約千体の阿弥陀如来像(流山市指定有形文化財)を安置するお堂です。昔は、本堂の裏手の、少し離れた所にありました。

次回に続きます。

次回は、鰭ヶ崎の東福寺の続きになります。