(令和4年4月30日その4)
江戸川八十八ヶ所巡拝、幸谷の福昌寺(下総四郡大師45番、江戸川八十八ヶ所33番&45番)の次は、二ッ木の常行院(江戸川八十八ヶ所80番)に参ります。
福昌寺から北北東に進み、JR武蔵野線を越えて更に直進し、突き当りの更に向こうにある道に出て、右折します。(因みに、左折した場合、そのまま道なりに行くと江戸川に架かる流山橋に至ります。) 右折後直進して、国道6号線の小金消防署入口交差点で左折します。(因みに、交差点直進後、そのまま道なりに行くと八柱霊園、中山競馬場などに至ります。) 交差点左折後、直ぐに右手に常行院が現れます。
常行院
浄土宗、常行院、松戸市二ツ木128番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
江戸川八十八ヶ所80番。
下総三十三観音15番。
松戸二十一ヶ所関係地の可能性有り。
浄土宗千葉教区のwebサイトに常行院のページがあります。
www.jodo-chiba.jp
山号は二ッ木山、寺号は般舟寺。
境内入って真直ぐに本堂、入ってすぐ右に80番大師堂があります。
本堂
80番大師堂
大師堂の下に、この額が置いてありました。この額、中央に大きく「南無大師遍照金剛」、その右の字は判読不能ですが、左に「東京寶来講世話人中」とあります。という事は、中根の妙見神社と同様に、この大師堂も松戸二十一ヶ所である(あった)可能性があります。
円光大師25霊場の写し
大師堂の右に標識塔がありますが、弘法大師霊場のものではありません。この標識塔の正面中央には「圓光大師准二十五霊場」、その右「第拾壹番大和國霊山寺摸」、その左「二木山常行院」とあります。円光大師とは、浄土宗の宗祖法然に贈られた大師号です。しかし、大和の霊山寺は、法然とは関係ないようで、不思議です。
なお、常行院は下総三十三観音の15番ですが、その情報は見当たりませんでした。
それでは、次回の東漸寺に向けて移動します。国道6号線に戻って右折します。次の北小金駅入口交差点、ここを左折(北行)して、江戸時代の水戸街道に入ります。しばらく進むと左側に、歩道に少しはみ出した古い建物があります。
小金宿の玉屋
これは、玉屋という旅籠の建物です。
次回は、小金の東漸寺(57番&58番&59番)
次回は、小金の東漸寺(下総四郡大師57番、江戸川八十八ヶ所57番&58番&59番)に参ります。江戸時代の水戸街道をそのまま北に進みます。