(令和4年1月18日その4)
吉橋組大師巡拝、吉祥院跡(釈迦堂)(1番)の次は、薬師堂(堀込堂)(88番)です。
薬師堂(堀込堂)(88番)
1番大師堂の階段を下りて左を向いたところです。
この写真左側の、背の高い雑木林の向こう側に、堀込堂があります。距離にして約200m。まずは約100m直進し、変則十字路を斜め左に坂を上がります。すぐに道の右側に石塔(標識塔)が現れます。
堀込堂標識塔
標識塔の正面に「四国霊場八十八番讃州大窪寺写」、右面に「文政七申十月吉日」、左面に「麦丸道」等とあります。(文政7年=1824年)
この写真2枚目「正面右面」の、標識塔のすぐ右奥に、見えにくいですが墓地があります。堀込堂はその墓地内にあります。
堀込堂
吉橋組大師では、同じ番号を持つ札所が二つ存在する、重複札所が5組あります。88番札所もその一つです。もうひとつの88番札所は、習志野市大久保の薬師寺にあります。
大正時代の資料等では、薬師寺がいわば正の札所で、ここ堀込堂は、薬師寺の「写し」であるとされています。しかし、時系列的には、堀込堂の方が古くから札所であったようです。
次回は…勢至堂(52番)
さて、次の札所ですが、このまま麦丸方面に進むか、一番近い桑橋にまわるか、それとも、旧吉橋村の残りの札所にするか。
迷っているうち、堀込堂にお賽銭を納めていない事に気付いたので戻り、そして考えた末、旧吉橋村の残りの札所へ行くことに決めました。まずは、1番大師堂・尾崎公会堂そばの三叉路まで戻ります。
次の札所は52番、勢至堂です。