江戸川八十八ヶ所巡拝 西平井(平和台)の真城院(12番&52番)

(令和4年5月30日その6)
江戸川八十八ヶ所巡拝、市野谷の円東寺(47番&69番)&天神社の次は、西平井(平和台)の真城院(12番&52番)に参ります。
市野谷の天神社から、つくばエクスプレスの側道を南に進みます。千葉県道278号線を右折、次の加交差点、

流山市加交差点東
流山市加交差点東
この青色の看板でいう新松戸方向に左折します。左折先では新しい道路を建設中で、この新道は完成すれば千葉県道5号線になると思われます。
その次の交差点、
流山CP駅西側の交差点
流山CP駅西側の交差点
ここは左折するとつくばエクスプレス流山セントラルパーク駅に、右折してしばらく進むと流鉄流山駅に、それぞれ至る交差点ですが、ここを直進してすぐに右折するので、右側の歩道に移動しておきます。
実際に右折するのは、
真城院入口
真城院入口
真城院入口の看板があるところになります。

真城院

千葉県の宗教法人名簿には記載がありません。
江戸川八十八ヶ所12番&52番。
江戸川八十八ヶ所文政期の15番。
江戸川二十一ヶ所19番説あり。
まず、入口に文政期の八十八ヶ所15番標識塔があります。

15番標識塔

真城院15番標識塔正面右面
真城院15番標識塔正面右面
真城院15番標識塔正面左面
真城院15番標識塔正面左面
標識塔正面の中央「新四國八十八ヶ所眞城院」、正面の右「第十五番阿州國分寺写」、右面「文政六癸未年十一月吉日」とあります。(文政6年=1823年) 12番でも52番でも無く、15番です。
入口の先少し入って、南側に52番大師堂と江戸川八十八ヶ所開創記念碑、北側に12番大師堂、その間に建物があります。
真城院
真城院

52番大師堂

52番大師堂
52番大師堂
52番番号札
52番番号札
52番大師堂内
52番大師堂内
御詠歌額には富士見公園とあります。

江戸川八十八ヶ所開創記念碑

江戸川八十八ヶ所開創記念碑
江戸川八十八ヶ所開創記念碑
これは昭和9年(1934年)のものです。

12番大師堂

12番大師堂
12番大師堂
12番番号札
12番番号札
12番大師堂内
12番大師堂内
12番御詠歌額
12番御詠歌額
こちらの御詠歌には真城院とあります。
さて、明治初期の迅速測図によると、この地には七郎大明神という神社がありました。調べてみると、七郎神社は明治42年に近隣の大原神社に合祀されたそうです。(下記の外部サイトを参照して下さい。)
tesshow.jp
ただ、その後の国土地理院の地図では、昭和40年代までは、この地には神社(鳥居)マークがついていました。昭和50年代からは寺院(まんじ)になっています。
富士見公園については、不明です。あと、一部のサイトでは、52番札所を大原神社としているものもあります。(後日、追加調査しました。)
なお、昭和初期の資料では、12番は真城院、52番は富士見公園となっていて、富士見公園は真城院のだいたい南西方向、近隣にあったようです。

次回は、加村(平和台)の光照寺(27番)

次回は、加村(平和台)の光照寺(27番)に参ります。実は、通り過ぎていましたので、戻ります。