(令和6年5月2日その1)
千葉寺十善講八十八ヶ所巡拝、本日は、千葉市若葉区谷当町(やとうちょう)の真照院(76番)から始めます。本日の出発点は、前回の最後の札所、佐倉市坂戸の西福寺(75番)です。千葉県道22号千葉八街横芝線の西福寺前から、右(西)に少しだけ移動して、押ボタン式信号のある十字路を左(南)に入り、道なりで左に曲がって次の丁字路、右折(南行)します。そこから道なり直進で坂戸の集落を抜けて、鹿島川の谷津田に出ました。ここからですが、良い道順が判らないので、鹿島川に沿って移動しました。まず、上の写真の交差点は直進して、奥の小さな橋の方へ、鹿島川に架かる轟橋、これを渡ってすぐ右へ、鹿島川右岸の土手道を上流(南西)方向へ進みます。次の橋の所は、そのまま真っ直ぐ土手道を進んで、その次の橋で、右折して橋を渡り、千葉市若葉区谷当町に入ります。次の十字路にて、左折する前に、右にある石塔を観てみます。
谷当町谷当橋西の秩父三十四番供養塔
石塔の正面(南側)「秩父丗四番観世音菩〓」、左面「千葉街」、背面「坂戸馬渡佐倉」、右面は「内田區古」で、道標を兼ねた秩父三十四番供養塔でした。なお、谷当町と坂戸の往来は、この十字路から北へ進んで、今のDICがある辺りを経由していたようです。
十字路は左折(南行)します。すぐに右手に地蔵堂、前方右手に真照院となります。
谷当町の地蔵堂
お堂の右前に、「地蔵堂 いぼ神様」との碑があります。この地蔵堂と真照院の関係は不明です。
そして真照院へ、もうちょっと南側まで進みます。
谷当町の真照院
真言宗豊山派、真照院、千葉市若葉区谷当町63番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
千葉寺十善講八十八ヶ所76番。南側からですと、手前西側に一本木と郵便ポスト、境内左に石塔石仏群や小堂、境内中央に南向きの本堂、本堂の左に76番大師堂があります。
本堂
石塔石仏群
この中から、後列左端の石仏、右下「明和五戊辰子天 十一月吉〓日」、左下「施主 谷當村 淨眞」。(明和5年=1768年) その右隣の石塔2基、このうち、写真右の傾いた石塔は、正面中央「奉禮拝秩父三十四箇所供養塔」、右「慶應二丙寅年 四月吉祥日」。(慶応2年=1866年) そして、石塔石仏群の中央は子安堂。最後に、右側の石仏2基、写真の右の小さな石仏は、右「奉待廿三夜〓人講中」、左「延享元甲子〓十一月廿三日」。(延享元年=1744年)
76番大師堂
次回は、下田町の慈眼寺(77番)
次回は、下田町の慈眼寺に参ります。真照院から南の道路に出て、南東方向へ進みます。