(令和6年11月7日その4)
佐倉組十善護国講(内郷組)の札所捜索を兼ねた酒々井町の地域探訪、飯積・八街境の野馬土手&飯積の集落南の石塔石仏群の次は、飯積の伊豆神社、続けて、泉福寺(45番&67番)などに参ります。
酒々井プレミアム・アウトレットの中央の出入口から西の信号十字路を直進したところにある三叉路、そこにアウトレットと向き合うように並べた石塔石仏群を観終えたところです。
そこから北へ、アウトレット側から見て右へ、古道を進みます。道が下り坂になって、奥に見える木々が伊豆神社の杜、ではなくて、その少し先、坂を下りきって、小さな上りかえしの手前左が、伊豆神社です。坂下の十字路を左折してすぐ右に鳥居です。
飯積の伊豆神社
伊豆神社、印旛郡酒々井町飯積293番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
鳥居
拝殿
境内右側
社殿右に文化財説明板、本殿覆屋の後ろに大杉です。
文化財説明板
酒々井町指定の文化財2件について、まず、飯積(いいづみ)の大杉は、昭和46年(1971年)もしくは平成2年(1990年)時点で、伝承に拠れば樹齢約700年、町指定天然記念物。
もう1件は、飯積村道標、町指定有形文化財、所在地は飯積390-2、伊豆神社から東北東約0.5kmの地にある。
道標はここには無いなら、その説明板は何故ここにある?
大杉
境内社
まず、大杉の後方に祠がひとつ、境内奥の左側は、先ほどよりも少し大きな祠。社殿の左側へ出る途中、石仏1基と石祠1基。石仏は、上部の左右「文政二己卯歳 三月吉日」、下部「女人講中」。(文政2年=1819年)
拝殿左後方
と、境内を一周して退出しました。
伊豆神社の左(西)側には、酒々井町消防団第12分団の倉庫があります。
酒々井町消防団第12分団倉庫
そして倉庫の左には、少し間を置いて墓地があります。道も墓地入口まで進んで三叉路になっています。その墓地入口のところに石仏群とお堂がありますので、立ち寄ります。
飯積伊豆神社西の墓地入口石仏群
大師堂(番号不明)あり。
大師堂
お堂は、これは大師堂です。
石仏群
そして露天の石仏3基、右から。右は二十三夜塔で、中央最上部に種字、右「奉待二十三夜成就所 施主敬白」、左「正徳〓〓〓天二月日 下總国印旛郡伊泉村…拾九人」。(正徳年間=1711年4月-1716年6月) 中央は庚申塔で、中央最上部に種字、右「奉造立庚申明王 願主…」、左「享保十七壬子天 下総〓〓旛郡…」。(享保17年=1732年) 左の地蔵像は、中央最上部に種字らしき刻印、右「享保十乙巳天二月日 施主敬〓」、左「下総國印旛郡〓積村中」。
三叉路は、神社から来て左の方へ進みます。ちょっと右に曲がってからの直進と右折の丁字路、右奥が、飯積の泉福寺です。
飯積の泉福寺
真言宗豊山派、泉福寺、印旛郡酒々井町飯積259番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
大師堂(45番&67番)あり。
境内参道
丁字路直進してからすぐ右に参道、参道の先に本堂、本堂の左に45番&67番大師堂です。
標識
丁字路を曲がって左に、酒々井町の標識があります。
本堂
大師堂
堂内に御詠歌額があります。御詠歌額は、「第六十七番 飯積泉福寺」、「讃岐之国 小松尾山大興寺写」、67番御詠歌、「第四十五番」、「〓〓之国 海岸山 …写」、45番御詠歌の一部。四国八十八ヶ所45番は海岸山岩屋寺。
次回は、尾上の住吉神社など
次回は、尾上の住吉神社などに参ります。本堂右側の道を、先ほどの丁字路の反対方向(北西)に進みます。