(令和4年9月16日その6)
自転車で坂東三十三観音巡拝、大六天の森の続きです。
地蔵院・綱神社・宇都宮家墓所の入口に来ています。撮影時刻は13時04分。道が右に緩くカーブしているところ、真直ぐ進むと地蔵院の山門、その左手前に綱神社の鳥居、更に左側に折れた先に宇都宮家の墓所となります。鳥居と地蔵院参道の間には、「大羽地区の文化財について」と題した説明板があります。
大羽地区の文化財について
地蔵院・綱神社・宇都宮家墓所もまた、国・栃木県・益子町指定の文化財が多くあります。
www.town.mashiko.lg.jp
先に地蔵院から参ります。
地蔵院
栃木県芳賀郡益子町大字上大羽945番地。(国税庁法人番号公表サイトより)
ja.m.wikipedia.org
参道の先に山門、山門の向こうには本堂、山門から左に旋回した所に観音堂、山門から右に進むと菩提樹があります。
山門
本堂
山号は大羽山、寺号は極楽寺。本堂は国指定の重要文化財です。
菩提樹
この菩提樹は、町指定文化財です。
観音堂
観音堂は町指定文化財です。
この地蔵院は、宇都宮朝綱が建立した阿弥陀堂・一村山尾羽寺を源とする寺だそうです。
続いて、綱神社に参ります。
綱神社
栃木県芳賀郡益子町大字上大羽943番地。(国税庁法人番号公表サイトより)
道路側鳥居
鳥居からは杜の中の平坦な参道をかなり歩き、その先にまた鳥居、階段、そして本殿、本殿の左には大倉神社と椎の木があります。
階段下鳥居
階段の他にも、ここから右に進んで坂道から上に行けます。
本殿
これに拠れば、綱神社は建久5年(1194年)に宇都宮朝綱が創建。朝綱は、公田横領により土佐に流されたが、土佐の加茂明神に祈ったところ、早くに帰ることができたため、加茂明神を勧請したという。現社殿は大永年間(1521年-1528年)の建立。本殿は国指定の重要文化財です。
土佐の加茂明神とは、高賀茂大明神、現在の土佐神社のことでしょうか。
大倉神社
これに拠れば、大永7年の建立、大羽小学校建設予定地にあったので移転とのことです。国指定の重要文化財です。なお、大羽小学校(廃校)は、大六天の森のすぐ近くにありました。
椎の木
この写真よりも、上の各社殿側面写真に写っている姿を見てください。椎の木は町指定文化財です。
次回は、宇都宮家墓所&帰路
次回は、宇都宮家墓所に参って、それから帰路に着きます。