(令和4年9月10日その4)
東葛印旛大師巡拝、上柳戸(柳戸)の大野鯖大師(掛所)&下柳戸(柳戸)の阿弥陀堂(40番)の次は、下柳戸(柳戸)の六所神社(元40番)に参ります。
阿弥陀堂の東隣りが六所神社です。
柳戸の六所神社
六所神社、柏市柳戸411番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
東葛印旛大師文政期の40番。
島大師24番&25番&26番&(27?)番を確認。
島大師24番標識塔
早速、鳥居の右に島大師の24番標識塔を発見しました。24番標識塔の正面「新四國廿四番」、左面「土州東寺移六所明」、右面「文化十酉年」とあります。(文化10年=1813年)
社殿
なお、東葛印旛大師の40番札所は、文政期には六所大権現にありましたが、明治の神仏分離期までには、隣の阿弥陀堂に分離したようです。
島大師25番標識塔
社殿の右横に島大師25番標識塔がありました。25番標識塔の正面「新四國二十五番」、左面「土州津寺移疱」、右面「文」とあります。
大杉大明神&島大師26番標識塔
社殿の左に、島大師26番標識塔と境内社の石祠がありました。
島大師26番標識塔
26番標識塔の正面「新四國二十六番」、左面「土州西寺移大杉宮」、右面「文化十酉年」とあります。
大杉大明神
杜の中の島大師標識塔
社殿の後方の杜の中に、島大師標識塔を発見しました。この標識塔の正面「新〓〓」(〓〓は四國?)、左面「神」、右面「文化十酉年」まで読めました。島大師は連番で固まっているようなので、27番神峯の移しだと思われます。
柳戸六所神社周辺の島大師まとめ
六所神社の境内とその周辺で発見した、島大師標識塔についてのまとめです。
- 24番 六所明神(六所神社)
- 25番 疱瘡神(六所神社境内)
- 26番 大杉宮(六所神社境内社大杉大明神)
- 27番? (六所神社の杜の中、番号は推定)
- 28番 (阿弥陀堂の東葛印旛大師40番と同居)
- 30番 熊野大権現(六所神社の南)
こうして見ると、29番も近くにありそうな気がします。
次回は、下柳戸の下総四郡大師道標
次回は、手賀の兵主八幡両神社(13番)への道中で発見した、下総四郡大師の道標について記します。