東葛印旛大師巡拝 塚崎の寿量院(18番&76番)

(令和4年7月21日その8)
東葛印旛大師巡拝、藤心の宗寿寺(78番)&八幡神社の次は、塚崎の寿量院(18番&76番)に参ります。
藤心陣屋跡にいます。

藤心陣屋跡前
藤心陣屋跡前
陣屋跡の道を北( この写真前方 )に進み、三叉路を左折、三叉路を右折して、大津川を渡ります。その先の三叉路は右折、道が左に曲がってから、右に曲がった直後の三叉路、
寿量院への進路
寿量院への進路
看板のとおりに左折します。その先、道が二股に別れるところ、
寿量院前
寿量院前
股の間が寿量院の入口参道になります。なお、右の坂を上がった後、左に寿量院の駐車場・階段上の境内があります。

寿量院

単立、壽量院、柏市塚崎815番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
東葛印旛大師18番&76番。
下総四郡大師76番。
寺号は長福寺。入口の電柱の左に76番標識塔、石柱門の左に旧沼南町設置の標柱、参道の先は階段になり、その先に本堂、本堂の左前に修行大師像、本堂の左に大師堂、本堂の右に駐車場があります。

76番標識塔

76番標識塔正面右面
76番標識塔正面右面
76番標識塔左面
76番標識塔左面
標識塔の右面「四國讃州金倉寺移第七十六番」、左面「文化五戊辰歳九月無量山壽量院」とあります。(文化5年=1808年)

旧沼南町設置の標柱

旧沼南町設置の標柱
旧沼南町設置の標柱
これに拠れば、山号は無量山、宗派は真言宗豊山派、本尊は阿弥陀如来。

階段下の石仏

参道階段下の右に古い石仏があります。

寿量院階段下の石仏
寿量院階段下の石仏
この写真中央の庚申塔は「正徳四甲午歳十月吉日」、右の十九夜塔は「〓暦二壬申歳十月吉日」とあります。(正徳4年=1714年、宝暦2年壬申=1752年)

本堂・修行大師像

寿量院前本堂・修行大師像
寿量院前本堂・修行大師像

大師堂

寿量院大師堂
寿量院大師堂
76番御詠歌額
76番御詠歌額
18番御詠歌額
18番御詠歌額
大師堂左の76番御詠歌額
大師堂左の76番御詠歌額
東葛印旛大師76番札所は、下総四郡大師のものを引き継いだものです。一方、18番札所は、文政期には、塚崎新田の子ノ権現社( 塚崎の神明社の境内社子の神社だろうか )にあったようですが、明治の神仏分離期までには塚崎の薬師堂に移り、その後、寿量院に落ち着いたようです。

境内

寿量院境内
寿量院境内

次回は、逆井の弁才天(厳島神社)(48番)

次回は、逆井の弁才天(厳島神社)(48番)に参ります。