自転車坂東三十三観音巡拝 息障院・伝源範頼館跡

(令和4年6月19日その2)
自転車で坂東三十三観音巡拝、第3日北本市高尾の阿弥陀堂までの続きです。
阿弥陀堂前の道を左(北)に進み、三叉路を右折、次の十字路を左折、次の突き当りを左折します。道が下り坂になり、その先に荒川を渡る高尾橋があります。

荒川の高尾橋
荒川の高尾橋
秩父地域の水を集めた、あの荒川が、こんな小さな橋に抑えられているとは。まあ、冠水橋・沈下橋なんですけどね。
この高尾橋を渡ってそのまま道なりに進み、荒川右岸堤防を遡ります。埼玉県道27号線を潜ってから、再度堤防の上に出たところ、
荒川堤防から吉見町
荒川堤防から吉見町
左手の丘陵のどこかに安楽寺(11番)があるはずです。
県道76号線が堤防上にあがるところで、こちらは堤防を下ります。だいたい用水路沿いに進み、県道271号線・345号線中新井交差点から県道では無い真南の脇道に進むと、右手が息障院です。すぐに右折して、息障院の南側に回り込みます。

息障院

真言宗智山派、息障院、吉見町御所146-1。(埼玉県の宗教法人名簿より)

息障院入口
息障院入口
撮影時刻は8時57分。
山号は岩殿山。この山号は安楽寺(11番)、正法寺(10番)と同じであり、岩殿寺(2番)の寺号とも重なります。

源範頼館跡の碑

入口の左手に源範頼館跡の碑があります。

源範頼館跡の碑
源範頼館跡の碑
範頼はこのあたり(横見郡)を領し、その室は安達盛長の娘にして比企尼の孫でした。範頼失脚後、その子らは比企尼らの嘆願もあって生き残り、地名から吉見氏と名乗りました。
参道を北に進むと門があり、門の左に説明板があります。

説明板

息障院説明板等
息障院説明板等
源範頼館跡は埼玉県指定史跡、本尊の不動明王坐像は埼玉県指定重要文化財だそうです。
www.town.yoshimi.saitama.jp
息障院説明板
息障院説明板
これに拠れば、山号は「いわどのさん」と読む、寺号は光明寺、開創は天平年間に行基によるとも、大同年間に坂上田村麻呂によるともいう、平将門調伏の功により息障院の号を賜る、本尊は不動明王、だそうです。

山門

息障院山門
息障院山門
山門の先は、真直ぐ先に本堂、本堂の左に修行大師像、その先は天満宮、山門入って左に地蔵堂、右に鐘楼があります。

本堂

息障院本堂
息障院本堂

修行大師像

息障院修行大師像と天満宮
息障院修行大師像と天満宮
息障院修行大師像
息障院修行大師像

天満宮

息障院天満宮
息障院天満宮

地蔵堂

息障院地蔵堂
息障院地蔵堂

鐘楼

息障院鐘楼
息障院鐘楼

宝篋印塔

息障院宝篋印塔
息障院宝篋印塔
これは、多分日の当り方からして、地蔵堂と天満宮の間にあったと思います。

次回は、安楽寺(11番)

次回は、この日最初の坂東三十三観音札所である安楽寺(11番)に参ります。息障院の入口から右(西)に進み、突き当りを右折、そこから左の脇道経由で県道271号線に出て左折、坂を上ります。