自転車坂東三十三観音巡拝 安養院(3番)

(令和4年6月4日その4)
自転車で坂東三十三観音巡拝、岩殿寺(2番)の次は、安養院(3番)に参ります。
岩殿寺駐車場を12時12分に出発し、約0.25km先の十字路を右折、神奈川県道205号線に出る前の十字路を右折、そのまま205号線を横断、踏切も渡って県道311号線を右折、そこからは約2.1kmで、右手に安養院となります。途中の名越の3連続隧道は危険回避のため歩道を通りました。

安養院

浄土宗、安養院、鎌倉市大町3-1-22。(神奈川県の宗教法人名簿より)
坂東三十三観音3番。
ja.m.wikipedia.org

安養院入口
安養院入口
撮影時刻は12時26分。
県道そばに「浄土宗名越根本霊場」の石塔が立っています。この石塔、正面には「坂東第三番田代觀音」「安養院」とあるのは、帰宅してからGoogle street viewで確認しました。
道路からの参道が左に折れる所の右手に説明板、参道その先に山門、山門の先に本堂、山門の右に納経所、本堂の左から裏にまわると宝篋印塔・北条政子供養塔などがあります。

説明板

安養院説明板
安養院説明板
これに拠れば、山号は祇園山、寺号は田代寺、建立は嘉禄元年(1225年)、開山は願行上人、政子が源頼朝の供養のために開基した、当初は祇園山長楽寺と称した、鎌倉末期に当地善導寺跡地に移転、安養院は政子の法名、延宝8年(1680年)に全焼したため、田代寺の観音堂を移転との事です。

山門

安養院山門
安養院山門
山門入って中央に賽銭箱があり、拝観料として200円の喜捨をお願いしていますので、それに従います。(なお、坂東三十三観音の公式サイトには拝観料等の記載はありません。)

納経

本堂にて納経を行い、その後納経所にて記帳?をお願いしました。
その後、境内を散策します。

本堂裏

安養院本堂裏
安養院本堂裏
安養院宝篋印塔と北条政子供養塔
安養院宝篋印塔と北条政子供養塔

宝篋印塔

安養院宝篋印塔
安養院宝篋印塔
徳治3年(1308年)の造立で、国の重要文化財です。

北条政子供養塔

安養院北条政子供養塔
安養院北条政子供養塔
安養院北条政子供養塔拡大
安養院北条政子供養塔拡大
ここには、「二位政子 御法号 安養院殿 如實妙観 大禅定尼 嘉禄元年 乙酉七月十三〓」とあります。(が、実のところ嘉禄ではなく喜禄に見える。また、政子と諱を刻む事も疑問。)

本堂裏の諸仏

安養院本堂裏の諸仏
安養院本堂裏の諸仏

境内・本堂

安養院境内・本堂
安養院境内・本堂
なお、坂東三十三観音札所としては、元の田代寺(の観音)が対象ですが、この田代寺は、頼朝の挙兵以来の御家人田代信綱が建てたものです。

次回は、長谷寺(4番)

次回は、長谷寺(4番)に参ります。安養院前の県道を右(西)に、そのまま道なりで進みます。(12時48分出発)