江戸川八十八ヶ所巡拝 幸房の興禅寺(68番)

(令和4年5月19日その5)
江戸川八十八ヶ所巡拝、谷中の草庵寺(39番)の次は、幸房の興禅寺(68番)、続けて、市助の稲荷神社、岩野木の富足神社に参ります。
興禅寺は大場川・埼玉県道21号線とつくばエクスプレスが交差する地点から南に少しの地点、県道の西側にあります。
草庵寺から来ると、

興禅寺前
興禅寺前
一時停止標識の先で交差するのが県道です。

興禅寺

曹洞宗、興禅寺、三郷市幸房1071。(埼玉県の宗教法人名簿より)
江戸川八十八ヶ所68番。

山門

興禅寺山門
興禅寺山門
興禅寺山門扁額
興禅寺山門扁額
山号は円通山。
門が閉じてるのか。

68番標識塔

山門の右、敷地の南東角に、68番標識塔があります。

68番標識塔
68番標識塔
これまで見てきた標識塔とは様式が異なる、新しいものです。その南面には「第六十八番江戸川八十八個所早稲田村幸房興禅寺」とはっきりと読めます。ただし、西面に記された近接の札所番号が「第六十五番」と「第六十九番」で、これらは通常知られている江戸川八十八ヶ所の札所配置では、興禅寺からかなり遠いので、不思議です。

弁天堂

角を左(北)に行くと、敷地の北東角に弁天堂があります。

興禅寺入口と弁天堂
興禅寺入口と弁天堂
このお堂に68番の大師像が同居しているとのことです。
興禅寺弁天堂
興禅寺弁天堂
弁天堂の側から、境内に入れます。

本堂

興禅寺本堂
興禅寺本堂

入口から対岸

興禅寺入口から対岸を望む
興禅寺入口から対岸を望む
大場川の対岸に鳥居が見えます。行ってみましょう。

寺の全景

興禅寺全景
興禅寺全景

市助の稲荷神社

埼玉県の宗教法人名簿には記載がありません。

市助稲荷神社入口
市助稲荷神社入口
参道真直ぐに拝殿、参道途中右に稲荷社建設之碑があります。
稲荷社建設之碑
稲荷社建設之碑
篆書体のタイトルは「稲荷社建設之碑」で、「昭和七年十月建之」です。(昭和7年=1932年)
市助稲荷神社拝殿
市助稲荷神社拝殿
市助稲荷神社の鴨さん
市助稲荷神社の鴨さん
市助稲荷神社の風景
市助稲荷神社の風景
市助の稲荷神社は、社殿の裏側が元の堤防にあたり、その円弧状の堤防跡に住宅が並び、その他は水田になっています。
また、大場川左岸の道に戻って(右)北へ進みます。約0.65kmで左に岩野木橋のある十字路に出ますが、その右に神社があるので寄ってみます。
富足神社前
富足神社前

富足神社

富足神社、三郷市岩野木119。(埼玉県の宗教法人名簿より)

富足神社
富足神社
参道真直ぐに拝殿、入口入ってすぐ右に文化財説明板、拝殿左に記念碑、その奥に庚申塔などがあります。

幸房・岩野木の獅子舞説明板

幸房・岩野木の獅子舞説明板
幸房・岩野木の獅子舞説明板

社殿建て替え造営工事竣功記念顕彰碑

富足神社社殿建て替え造営工事竣功記念顕彰碑
富足神社社殿建て替え造営工事竣功記念顕彰碑
これらに拠れば、明治43年(1910年)に、幸房の福富神社、岩野木の面足神社、他に5社を合祀し、最初の2社から一字ずつ取って富足神社と称したそうです。

境内の庚申塔など

富足神社境内の庚申塔など
富足神社境内の庚申塔など

次回は、茂田井の阿弥陀堂&元光明院(85番)

次回は、茂田井の阿弥陀堂、続けて、元光明院(85番)に参ります。富足神社横の大場川左岸の道を、引き続き北上します。