(令和4年5月19日その3)
江戸川八十八ヶ所巡拝、横堀の御嶽神社(20番)の次は、新和4丁目の稲荷神社(6番)に参ります。
御嶽神社前の大場川沿いの道を右(北)に約0.4km進むと、右手に稲荷神社です。この写真は、稲荷神社手前の橋、大場川対岸から撮影したものです。小さな鳥居が見えます。
新和4丁目の稲荷神社
江戸川八十八ヶ所6番。
新田組二十一ヶ所9番。
埼玉県の宗教法人名簿には記載がありません。本殿の右に大師堂があります。
境内
大師堂内
大師堂内には2体の大師像があります。左側の大師像には、新田組第9番の番号札があります。右側の大師像は、おそらく江戸川八十八ヶ所のものでしょう。その場合は、大膳の大師(6番)という事になります。しかし、このあたりは旧の一本木村で、旧の大膳村はもう少しだけ北です。しかししかし、江戸川堤防・三郷放水路の建設や、住居表示の導入、等等で大膳の大師がここら辺に来てもおかしくはないでしょう。
なお、外部サイト「猫の足あと」さんの引くところに拠れば、大膳の稲荷神社が、明治後期に一度別の神社(新和1丁目、旧八丁堀村の稲荷神社)に合祀された後、元の場所に復したとあります。
tesshow.jp
ここ新和4丁目の稲荷神社が、大膳の稲荷神社である可能性は高そうです。
それでは、次を目指して、稲荷神社前の大場川沿いの道を右(北)に進みます。約1.4kmで、右手に何が気配がします。
市助公民館
反対側に回り込んでみます。市助公民館です。敷地内にお堂があります。台座には「第五番」とあります。何の5番かは不明です。
元の道に戻って北上続行すると、すぐに、右手に、何というか、古い堤防のようなものがあります。
市助の旧堤防のようなもの
高さ2、3メートルの盛土があり、雑木林になっています。ここより東側は、昔の庄内古川・江戸川の旧河道にあたりますので、旧堤防だと思います。
次回は、谷中の草庵寺(39番)
次回は、谷中の草庵寺(39番)に参ります。先ずは、大場川の対岸にある谷中の稲荷神社に寄り道すべく、北側の橋を渡ります。