松戸近辺の大師堂巡り 中根の妙見神社&馬橋の中根寺(下総四郡大師56番)

(令和4年4月22日その6)
松戸市内、旧の馬橋村とその近辺の大師堂廻り、円能寺(下総四郡大師48番)の次は、中根の妙見神社と馬橋の中根寺(下総四郡大師56番)に参ります。
円能寺から香園寺近くまで戻り、さらに、坂を下りてから左折して広照寺前まで戻ります。そのまま直進して坂を上って信号のある交差点を右折、そこから3つ目の角を左折と思ったら侵入禁止なので、

中根の妙見神社への曲り角
中根の妙見神社への曲り角
そのひとつ先を左折し、次の三叉路を左折・左折で、左に妙見神社です。

中根の妙見神社

妙見神社、松戸市中根457番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
松戸二十一ヶ所関係地の可能性有り。

中根の妙見神社前
中根の妙見神社前
入口を入って左に鳥居、鳥居の先真直ぐに社殿、鳥居の右手に大師堂があります。

鳥居・社殿

中根の妙見神社鳥居・社殿
中根の妙見神社鳥居・社殿

大師堂

中根の妙見神社大師堂
中根の妙見神社大師堂
大師堂の右に大きな石塔、左に小さな標識塔があります。右の石塔には「東京寶来講」と彫られていますが、東京の宝来講といえば、今まで見てきた松戸二十一ヶ所の額の多くに、その名が記されていました。ここには宝来講の額は見当たりませんでしたが、この大師堂も松戸二十一ヶ所である(あった)可能性があります。
中根の妙見神社大師堂標識塔
中根の妙見神社大師堂標識塔
一方の標識塔は、背面「新四國〓十九番」(〓は二?)、左面「明治三十九年三月」とあります。(明治39年=1906年)
それでは、中根寺に参ります。妙見神社を出て左に進んで坂を上り、一方通行出口の交差点を左折します。そのまま直進すると、国道6号線の馬橋駅入口交差点に出ます。
国道6号線馬橋駅入口交差点
国道6号線馬橋駅入口交差点
ここを直進して、江戸時代の水戸街道を進みます。馬橋駅入口交差点から0.2km強で、右に中根寺の参道だったであろう道があります。
旧水戸街道中根寺入口
旧水戸街道中根寺入口
ここを右折するとすぐ、右に2本の円柱があります。
中根寺参道
中根寺参道

中根寺標識塔

中根寺標識塔正面
中根寺標識塔正面
中根寺標識塔右後方
中根寺標識塔右後方
中根寺標識塔左後方
中根寺標識塔左後方
2本のうち、街道側の円柱は56番標識塔です。その正面「新四國五十六番豫州〓山寺摸」、右側「文化五年辰五月吉日」、左側「〓橋〓〓山中根寺」とあります。(文化5年=1808年) なお、本家四国八十八ヶ所56番札所は泰山寺です。
もう1本は、途中で折れて、上半分が転がっています。そこには「南無阿彌陀佛」とあるようです。
さて、この道を直進すると、中根寺です。

中根寺

真言宗豊山派、中根寺、松戸市馬橋1913番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
下総四郡大師56番。
松戸馬橋二十一ヶ所18番&20番。

中根寺
中根寺
あいにく、この日は門が閉まってました。残念。
しかし、中根寺が中根では無く馬橋に在るのは、何故でしょう。

次回は、馬橋の万満寺(下総四郡大師51番)

次回は、馬橋の万満寺(下総四郡大師51番)に参ります。来た道を戻り、旧の水戸街道に出て右折(北行)しますと、その突き当りが万満寺です。

更新履歴

2022年5月8日18時30分、初版公開
2022年5月19日19時30分頃、「松戸馬橋二十一ヶ所18番&21番か。」→「松戸馬橋二十一ヶ所18番&20番。」