松戸近辺の大師堂巡り 上本郷の本福寺

(令和4年4月22日その3)
松戸市内、旧の明村とその近辺の大師堂廻り、上矢切の神明神社&古ヶ崎の小僧弁天の次は、上本郷の本福寺、続いて、明治神社に参ります。
小僧弁天横の道を左(北)に進みます。約0.3km先の交差点を右折し、JR常磐線を跨線します。(この跨線橋は、竹ヶ花の雷電神社へ行く途中にも渡っています。) そこからは、江戸時代の水戸街道である千葉県道261号線を左折、または、その先の国道6号線を左折します。この両者が合流する上本郷交差点直前の国道6号線、

国道6号線上本郷交差点南
国道6号線上本郷交差点南
ここを右(東)に入り、左の道を進み、突き当りを右折して坂を上がります。(あるいは上本郷交差点で合流後すぐ右折します。) 坂を上がってしばらく進むと、本福寺になります。

本福寺

時宗、本福寺、松戸市上本郷2381番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
松戸二十一ヶ所17番。

本福寺入口
本福寺入口
山号は礼拝山、院号は崇敬院。
入口から参道真直に本堂、入口右と本堂右前に吉田松陰に関する碑、入口入ってすぐ左に古い六地蔵、参道途中右手に本福寺由緒沿革の説明板、左手に斬られ地蔵、本堂の左手に一遍上人像と大師堂があります。

本堂

本福寺本堂
本福寺本堂

由緒沿革の説明板

本福寺由緒沿革説明板
本福寺由緒沿革説明板
これによれば、開創は嘉元元年(1303年)9月、本尊は(当然ながら)阿弥陀三尊、等がわかります。また、大師堂と斬られ地蔵は、元は近隣の明治神社近くにあった覚蔵院にあったもので、覚蔵院が明治初めに廃寺となったので、こちらに移転してきたそうです。

大師堂

一遍上人像と大師堂
一遍上人像と大師堂
松戸二十一ヶ所十七番の額
松戸二十一ヶ所十七番の額
大師堂に、松戸二十一ヶ所第十七番の額が掲示されています。
本福寺大師堂に覚蔵院の表記
本福寺大師堂に覚蔵院の表記
また、この大師堂には覚蔵院の表記があります。

斬られ地蔵

本福寺斬られ地蔵
本福寺斬られ地蔵

六地蔵

本福寺六地蔵
本福寺六地蔵

吉田松陰に関する碑

本福寺の吉田松陰碑
本福寺の吉田松陰碑
境内には、「吉田松陰 当山に宿す」と題する碑があります。
本福寺入口右にある碑
本福寺入口右にある碑
また、入口の右に「吉田松陰脱藩の道」と題する碑があります。
吉田松陰は、江戸に滞在中に東北地方への遊学を計画し、その期日に手形の発行が間に合わなかったため脱藩、嘉永4年(1851年)12月14日に最初の宿を本福寺に求めたそうです。
それでは、明治神社に参ります。本福寺を出て右(北)に進み、次の三叉路を本福寺に沿うように右折、その次の三叉路は左折で、直線路に出ます。すぐに、左側に明治神社が現れます。
上本郷明治神社前
上本郷明治神社前

上本郷の明治神社

明治神社、松戸市上本郷2087番地。(千葉県の宗教法人名簿より)

上本郷明治神社鳥居・参道
上本郷明治神社鳥居・参道
上本郷明治神社鳥居・拝殿
上本郷明治神社鳥居・拝殿
上本郷明治神社庚申塔群
上本郷明治神社庚申塔群

次回は、新作の安房須神社&広照寺

次回は、新作の安房須神社と広照寺に参ります。明治神社横の道を北に進みます。なお、今回で旧の明村の分は終りです。