松戸近辺の大師堂巡り 三郷市鷹野の円福寺&松戸市古ヶ崎の円勝寺

(令和4年4月17日その1)
下総四郡大師の巡拝、本日は、松戸市内の札所を巡る順番ですが、松戸二十一ヶ所とか、松戸近辺の八十八ヶ所の痕跡とかも気になっています。そこで、下総四郡大師にはこだわらず、旧の明村とその近辺の大師堂を廻ることにいたします。
で、何故か最初は、埼玉県三郷市鷹野の円福寺から始めます。一部で江戸川八十八ヶ所の6番札所と言われており、且つ、松戸市中心街に近いからです。
スタート地点は、江戸川に架かる葛飾橋の左岸松戸市側です。

葛飾橋右岸
葛飾橋右岸
ここの交差点、川上方向に進むと円慶寺(60番)&増長院(64番)に至りますが、本日は橋を渡ります。渡れば、東京都です。県境を越えるのは、いつ以来でしょうか。で、橋を渡った先で右折し、江戸川右岸土手上のサイクリングロード、もしくは並行する道路を、川上へ進みます。ほどなく埼玉県に入り、次に江戸川に架かる橋、上葛飾橋に近づくと、橋の手前に円福寺です。
上葛飾橋前に円福寺
上葛飾橋前に円福寺

円福寺

真言宗豊山派、円福寺、三郷市鷹野1-159-3。(埼玉県の宗教法人名簿より)
江戸川八十八ヶ所6番説在るも?

円福寺前
円福寺前
入口入ってすぐに本堂、その右に大師堂があります。
円福寺本堂
円福寺本堂
山号は長流山。
円福寺大師堂
円福寺大師堂
大師堂は、扉が閉められていたため、内部はようわかりませんでした。札所番号は掲示がありません。
さて、江戸川八十八ヶ所についてはよう知らないので、Webでちょっとだけ調べてこちらに参ったわけですが、参拝後に再度調べてみると、6番札所では無いような感触です。
それでは次、松戸市古ヶ崎の円勝寺に参ります。上葛飾橋を渡ります。
上葛飾橋からの円福寺
上葛飾橋からの円福寺
対岸では上葛飾橋の歩道部分、最後は階段になりますが、その階段を下り切った先に、鵜森稲荷神社があるので、寄り道します。

鵜森稲荷神社

鵜森稲荷神社
鵜森稲荷神社
鳥居の左に「鵜森稲荷神社の由来」と題する碑があります。
鵜森稲荷神社の由来碑
鵜森稲荷神社の由来碑
この碑や、今昔マップによれば、昔の鵜森稲荷神社は、現在の江戸川の河道の真ん中、先程渡ってきた上葛飾橋より少し上流付近に在ったようです。碑文によれば、明治41年(1908年)11月からの江戸川改修工事のために(新堤防の横にスライド?)移転し、さらに昭和33年(1958年)4月に現在地に移転したそうです。
さて、神社の前の道をそのまま南南東に進み、次に左折可能な三叉路の先の横断歩道のところ、右に円勝寺参道があります。
円勝寺参道入口
円勝寺参道入口

円勝寺

真言宗豊山派、円勝寺、松戸市古ケ崎175番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
松戸馬橋二十一ヶ所15番説あり。
ここ円勝寺も、今昔マップによれば、昔は、現在の江戸川の河道の真ん中、上葛飾橋の真下か少し下流付近に在ったようです。

円勝寺参道
円勝寺参道
円勝寺
円勝寺
山号は雲仙山。参道真直ぐに本堂、本堂の左前に大師堂があります。
円勝寺大師堂
円勝寺大師堂
松戸馬橋二十一ヶ所の15番であるとの情報があるのですが、現地では確認できませんでした。

次回は、女体神社&大乗院

次回は、樋野口の女体神社と大乗院に参ります。とりあえず円勝寺の参道を戻ります。

更新履歴

2022年4月23日18時30分、初版公開
2022年6月1日18時45分頃、「松戸二十一ヶ所」→「松戸馬橋二十一ヶ所」