下総四郡大師巡拝 宝光院(54番)

(令和4年4月9日その4)
下総四郡大師の巡拝、松竜寺(49番)の次は、宝光院(54番)に参ります。
松竜寺の参道から江戸時代の水戸街道(現 千葉県道5号線)まで戻り、右折(北行)します。再び坂川を渡る春雨橋交差点、

水戸街道松戸春雨橋交差点
水戸街道松戸春雨橋交差点
この先の、日本生命の手前を左に入ると宝光院です。ちなみに、さらにひとつ先の角を左に入ると善照寺(52番)になります。

宝光院

真言宗豊山派、寳光院、松戸市松戸1842番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
下総四郡大師54番。

宝光院参道
宝光院参道
参道の街道沿い左に54番標識塔、参道ほんの少し進んで右に千葉周作修行之地標柱、参道を進んで真直ぐに本堂、本堂の前左右に大師堂、参道途中の左側の壁から境内左奥にかけてミニ四国八十八ヶ所、参道途中右側に修行大師像などがあります。

54番標識塔

54番標識塔正面右面
54番標識塔正面右面
54番標識塔左面
54番標識塔左面
54番標識塔背面
54番標識塔背面
標識塔の正面「四國八十八ヶ所第五十四番豫州圓明寺〓」、左面「下總國松戸宿梅牛山寶光院」、背面「文化四歳次丁卯冬」、右面「諸國神社佛閣拝禮供養塔」とあります。(文化4年=1807年) 本家四国八十八ヶ所54番札所の円明寺は、現在では延命寺と称していますが、院号は宝鐘院でして、これは宝光院と似ています。

千葉周作修行之地標柱

千葉周作修行之地標柱など
千葉周作修行之地標柱など
千葉周作修行の地説明板
千葉周作修行の地説明板
説明板によれば、宝光院と善照寺の間に浅利又七郎の道場があり、千葉周作が入門して、一時は又七郎の娘婿になったものの、後に離縁した、などとあります。

ミニ四国八十八ヶ所

宝光院のミニ四国八十八ヶ所1番から
宝光院のミニ四国八十八ヶ所1番から
宝光院のミニ四国八十八ヶ所88番と高野山まで
宝光院のミニ四国八十八ヶ所88番と高野山まで
松戸四国八十八ヶ所と称しています。

本堂

宝光院本堂
宝光院本堂

大師堂

宝光院北東側の大師堂
宝光院北東側の大師堂
宝光院南東側の大師堂
宝光院南東側の大師堂
本堂の右前(北東側)と、左前(南東側)にそれぞれ大師堂があります。

修行大師像と牛の像

修行大師像と牛の像
修行大師像と牛の像

次回は、善照寺(52番)

次回は、善照寺(52番)に参ります。参道を水戸街道まで戻って左折(北行)し、次の左折の角から善照寺の参道になります。