下総四郡大師巡拝 慈眼寺(55番)

(令和4年4月9日その2)
下総四郡大師の巡拝、本日は、印西市の吉高大桜を観た後ですが、けっこう移動した後、松戸市松戸の慈眼寺(55番)から始めます。
円慶寺(60番)の南側を流れる坂川、

円慶寺南の坂川
円慶寺南の坂川
これに沿って東に進むと、すぐに北向きに進路を変え、そして橋が架かっているところの、右(東)が慈眼寺です。
慈眼寺前
慈眼寺前

慈眼寺

真言宗豊山派、慈眼寺、松戸市松戸1509番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
下総四郡大師55番。
松戸二十一ヶ所8番か?
松戸馬橋二十一ヶ所6番説あり。

慈眼寺境内
慈眼寺境内
橋の先のやや狭めの境内には、真直ぐに本堂、その右に不動堂兼大師堂、さらに右前道路側に長屋状のお堂があり、長屋の横に55番標識塔があります。

不動堂兼大師堂

慈眼寺不動堂兼大師堂
慈眼寺不動堂兼大師堂
お堂の中には不動像と大師像がありました。

長屋状のお堂

慈眼寺の長屋状のお堂
慈眼寺の長屋状のお堂
こちらは、左から、稲荷大明神、地蔵尊、弘法大師、不動尊とタイトルが掲示されています。また、右隣の石塔より、山号は医王山。
その大師像の台座には「第八番」と記されています。
慈眼寺大師像台座
慈眼寺大師像台座

55番標識塔

55番標識塔正面左面
55番標識塔正面左面
55番標識塔正面右面
55番標識塔正面右面
55番標識塔背面上部
55番標識塔背面上部
55番標識塔背面下部
55番標識塔背面下部
標識塔の正面「豫州別宮〓」、左面「第五拾五番」、右面「醫王山慈眼寺」、背面「文化五戊辰年五月建之」とあります。(文化5年=1808年) 「〓」の字、字形は明瞭なのに知らない字で読めません。なお、ここでいう別宮とは、本家四国八十八ヶ所の江戸時代の55番札所であった、現在の別宮大山祇神社の事です。

次回は、松竜寺(49番)

次回は、松竜寺(49番)に参ります。慈眼寺前の橋の北隣の橋が、松竜寺の参道です。

更新履歴

2022年4月18日18時30分、初版公開
2022年4月25日09時15分頃、「松戸二十一ヶ所6番説あり。」を追加
2022年6月1日18時50分頃、「松戸二十一ヶ所6番説あり。」→「松戸馬橋二十一ヶ所6番説あり。」