(令和4年4月2日その2)
下総四郡大師と葛飾大師の巡拝、観音寺(下総四郡大師40番、葛飾大師40番)&極楽寺(下総四郡大師39番、葛飾大師39番)の次は、六所神社(下総四郡大師62番)の移転前所在地です。その後、里見公園に寄り道します。
極楽寺から京成本線国府台駅直下の、千葉県道1号線の旧道に移動します。そのまま北に進むと、真間川に架かった橋に出ます。
根本橋
この橋は根本橋といい、根本はこのあたりの地名でもあります。(現行の住居表示上は消滅。) 里見公園の後に参る予定の根本寺(下総四郡大師42番、葛飾大師42番)は、昔はこのあたりにありました。
さて、旧道からそのまま県道1号線現道に合流し、国府台への坂を上がります。上がりきった所の右手に、市川市スポーツセンターがあります。スポーツセンター即ち国府台公園なのかな。その公園の中、(改修中の)野球場と陸上競技場の間、体育館の北側に、下総総社跡(六所神社跡)があります。
下総総社跡(六所神社跡)
市川市の指定文化財です。
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現在、市川市須和田にある六所神社(下総四郡大師62番)は、下総国の総社であり、明治19年(1886年)までは国府台の此処にありました。なお国庁は、隣の野球場付近にあったそうです。
さて、桜の時期でもあるので、里見公園に寄り道します。県道1号線に戻って右折(北行)し、約0.35km先の国府台病院前交差点を左折します。しばらく進んで、道が下り坂に差し掛かるところ、右手に里見公園です。
里見公園
気象条件によっては、富士山も見えますが、今日は無理でした。
国府台城跡
公園の南東に、国府台城跡と題した説明板があります。ここ国府台は、(現在の)江戸川に面した舌状台地であり、それ故、戦国期には城砦が設けられました。また、国府台合戦の際には、里見勢が布陣し、合戦場にもなりました。
里見広次並びに里見軍将士亡霊の碑
この地で討ち死にした里見勢を慰霊するために、江戸期に造られた石塔です。
市川市最高標高地点
標高30.1mで、市川市の最高地点になります。
明戸古墳石棺
公園の北西に、明戸古墳石棺なるものがありました。こちらも、市川市の指定文化財です。
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団体さんがいらしたので、写真だけ撮ってこの場を離れました。その後での写真、撮影した時点では、前方後円墳の前方部から石棺のある後円部を撮ったつもりだったのですが、今、説明板を読むと、前方部が北で後円部が南にあって、そのさらに南から撮影したことになります。
次回は、根本寺(42番)
先に触れた通り、次回は、根本寺(下総四郡大師42番、葛飾大師42番)に参ります。来た道を戻り、県道1号線を左(北)に進みます。