葛飾大師巡拝 福泉寺&安養寺(38番)

(令和4年3月12日その2)
下総四郡大師と葛飾大師の巡拝、葛飾神社&東明寺(葛飾大師54番)の次は、福泉寺、続いて、安養寺(下総四郡大師38番、葛飾大師38番)です。
東明寺の参道を出て、そのまま国道14号線を横断して南へ進みます。最終的に千葉県道283号線に出たら左折します。次に千葉県道180号線に出たら、道路を横断して右(南)を向きます。

千葉県道180号線、県道283号線分岐交差点
千葉県道180号線、県道283号線分岐交差点
この次の交差点を左折して、千葉県道179号線を東に進みますと、すぐに右手に庚申塔などが現れます。
福泉寺前
福泉寺前
ちょっとシャッターのタイミングを間違えました。信号待ちしている車の向こう側に庚申塔があります。その右が福泉寺です。

福泉寺前の庚申塔

福泉寺前の庚申塔群
福泉寺前の庚申塔群
福泉寺前の庚申塔群・左から
福泉寺前の庚申塔群・左から
このうち、一番左の一番大きな庚申塔は、道標を兼ねています。

福泉寺

市川市二俣2丁目7番4号。(福泉寺のパンフレットより)
行徳三十三観音2番。
千葉県の宗教法人名簿には記載がありません。

福泉寺
福泉寺
福泉寺のパンフレット
福泉寺のパンフレット
山号は行徳山。仏像の配置としては、中央に弘法大師、左に不動明王、右に十一面観音となっています。
行徳三十三観音については、元禄3年(1690年)開設時点での2番札所は行徳山金剛院でしたが、享保年間(1716年-1736年)に金剛院が廃れたため、当寺に移されたとの事です。
葛飾大師に関しては、ここ二俣地区に、26番札所の釈迦堂があったのですが、福泉寺との関係は不明です。
それでは、安養寺に参ります。県道179号線を左(西)に戻り、原木インターチェンジを越えて真間川まで進みたい。のですが、ここは危険なので、インターチェンジ北側の交差点を渡って、京葉道路の北側の道を西に進みます。真間川にぶつかる前に、左折して京葉道路の下を潜り、右折して真間川に出たら左折して左岸土手を進みます。次の橋が県道179号線です。
県道179号線真間川
県道179号線真間川
この橋を渡って、ななめ左に進んで県道と別れます。橋を渡ってから道なり約1kmの平凡な交差点、
安養寺南入口
安養寺南入口
ここを右折します。しばらく進むと右手に安養寺です。

安養寺

真言宗豊山派、安養寺、市川市高谷2丁目16番35号。(千葉県の宗教法人名簿より)
下総四郡大師38番。
葛飾大師38番。(梶原石五郎氏納経帳・村上昭彦氏編・千葉文華41号より)
行徳二十一箇霊場9番。
行徳三十三観音12番。

安養寺入口
安養寺入口

38番標識塔

入口右に、38番標識塔があります。

38番標識塔
38番標識塔
標識塔の正面「準四國丗八番」、台座「安養寺」とあり、また右面の文中に「文政十二己丑三月廿一日海岸山」とあります。(文政12年=1829年)

境内

西側からの参道真直ぐに本堂、その右前に大師堂があります。

安養寺西側の門
安養寺西側の門
山号は海岸山、院号は高谷院。

大師堂

安養寺大師堂
安養寺大師堂

次回は、了極寺(24番)

次回は、了極寺(24番)から参ります。了極寺は安養寺の北東側に隣接しています。