葛飾大師巡拝 薬王寺(23番)

(令和4年2月18日その7)
下総四郡大師と葛飾大師の巡拝、大覚院(下総四郡大師36番、葛飾大師36番)の次は、薬王寺(下総四郡大師23番、葛飾大師23番)です。
大覚院の前の旧街道を東に進み、JR総武本線の跨線橋は渡らずに左側道に入ります。道が左にカーブしても、そのまま道なりに進みます。京成本線を潜り、東葉高速鉄道の東海神駅の出口を過ぎて、千葉県道9号線との変則的な交差点に出ます。ここは、右側の旧道っぽい道に直進します。道が右カーブして千葉県道288号線との交差点を横切り、夏見の台地は上がらずに、台地の縁を進みます。しばらくすると、薬王寺坂下の交差点に出ます。

薬王寺坂下の交差点
薬王寺坂下の交差点
この写真中央の緑の中と向こうが、薬王寺です。

薬王寺

真言宗豊山派、薬王寺、船橋市夏見5丁目24番6号。(千葉県の宗教法人名簿より)
下総四郡大師23番。
葛飾大師23番。(梶原石五郎氏納経帳・村上昭彦氏編・千葉文華41号より)

薬王寺参道階段入口
薬王寺参道階段入口
山号は夏応山。参道下の右に、説明板があります。
薬王寺説明板
薬王寺説明板
これによると、院号は東照院、本尊は薬師如来、開山は弘安3年(1280年)6月、戊辰戦争時に全焼との事です。この院号は、江戸期には差し障り有りそうですね。また、下総四郡大師や葛飾大師の事を明記しています。
上に上ります。
薬王寺西口
薬王寺西口
薬王寺参道から境内
薬王寺参道から境内

23番標識塔

参道上の右手に、23番標識塔があります。

23番標識塔正面左面
23番標識塔正面左面
23番標識塔左面背面
23番標識塔左面背面
標識塔正面「准四國貳拾三番」、左面「夏應山藥王寺」、背面「文化六巳星三月吉祥日」とあります。(文化6年=1809年)
ここ薬王寺が23番札所に選ばれたのは、本家四国八十八ヶ所の23番薬王寺と、名称・本尊が同一だからでしょう。

本堂・大師堂

参道真直ぐに本堂が、その左前に大師堂があります。

薬王寺本堂
薬王寺本堂

次回は、長福寺(25番)

次回は、長福寺(葛飾大師25番)に参ります。薬王寺の西側の道にを右(北)に進み、右折可能な最初の角を右折します。