(令和4年2月18日その4)
下総四郡大師と葛飾大師の巡拝、円蔵院(葛飾大師72番)&覚王寺(葛飾大師1番&75番)の次は、不動院(下総四郡大師28番、葛飾大師9番&28番)とその近辺です。
覚王寺を出て北に進み、突き当りを左で、次の突き当りが不動院です。
不動院
真言宗豊山派、不動院、船橋市本町3丁目4番6号。(千葉県の宗教法人名簿より)
下総四郡大師28番。
葛飾大師9番&28番。(梶原石五郎氏納経帳・村上昭彦氏編・千葉文華41号より)
大仏追善供養
入口右手道路側に、石仏、大仏追善供養の記念碑、大仏追善供養の説明板などがあります。説明板によれば、石仏は延享3年(1746年)の津波被害者の供養のために同年に建立された釈迦如来坐像で、大仏追善供養は文政7年(1824年)にとある事件で死亡した漁師2名に対して、津波被害者と併せて供養するために、翌年から始まったものだそうです。この大仏追善供養は、船橋市の指定文化財( 無形民俗文化財 )です。
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本堂と大師堂
参道の奥に本堂があり、本堂の左前に大師堂があります。それでは、不動院の近くを廻ってみましょう。不動院前の道を右折(南行)します。まず、西光山浄勝寺の東側入口がありますが、いったん通過します。その南隣に、最勝院があります。
最勝院
浄土宗、最勝院、船橋市本町3丁目35番5号。(千葉県の宗教法人名簿より)
葛飾大師81番。(梶原石五郎氏納経帳・村上昭彦氏編・千葉文華41号より)山号は法光山。大師堂は見当たりません。
おひろ大師跡
Google Mapによれば、最勝院入口の南隣に「おひろ大師」なる大師堂が2020年10月頃まではあったらしいのですが、現在は何もありません。さて、先程の浄勝寺入口を入ってみます。参道を進むと、左手に専修院が現れます。
専修院
浄土宗、専修院、船橋市本町3丁目35番3号。(千葉県の宗教法人名簿より)
葛飾大師80番。(梶原石五郎氏納経帳・村上昭彦氏編・千葉文華41号より)こちらも、大師堂は見当たりません。
浄勝寺参道は、裏口みたいなところを通って、境内に入ります。
浄勝寺
浄土宗、浄勝寺、船橋市本町3丁目36番32号。(千葉県の宗教法人名簿より)
葛飾大師77番。(梶原石五郎氏納経帳・村上昭彦氏編・千葉文華41号より)先程の最勝院や専修院よりも広い境内で、幼稚園も併設しているお寺ですが、やはり大師堂は見当たりません。
浄土宗系の3寺院全てで、大師堂は見当たりませんでした。
次回は、地蔵院(33番)
次回は、地蔵院(33番)に参ります。浄勝寺の西口から、反対側の小径を西に進みます。