吉橋組大師巡拝 谷津大日堂跡

(令和4年1月21日その1)
吉橋組大師巡拝、本日は、船橋市街で突然、2時間ほど空き時間ができたため、徒歩で少しだけまわることにしました。
国道14号、昔の房総往還を津田沼方向へ歩きます。JR津田沼駅から南へ延びる「まろにえ通り」との交差点に到達です。

国道14号線✕まろにえ通り交差点
国道14号線✕まろにえ通り交差点
この写真は、交差点からまろにえ通り南側にちょっとだけ入って撮影したものです。国道14号線は左から右に走っており、左側が船橋市街方向、右が千葉市街方向です。写真中央のMorisia看板の矢印方向にJR津田沼駅となります。
この写真中央のマンションの右に緑が見えていますが、そこが、かつての大日堂(60番)のあった所です。

谷津の大日堂跡

国道14号線から大日堂跡
国道14号線から大日堂跡
マンション横から大日堂跡
マンション横から大日堂跡
跡地は、大きな木があるぐらいで、建物などはありません。なお、立ち入りはできないので詳細は不明です。
こちらの外部サイトに、大日堂の建物は2004年頃に取り壊されたとの情報があります。
上総海道10: 津田沼街道を歩く
http://tudanuma7.seesaa.net/article/392368362.html
さて、先程の交差点から、まろにえ通りをJR津田沼駅方向に約0.3km進んで交差点を左折、直ぐの三叉路右角まで歩きます。(マンション横の小径からでも到着できます。)
まろにえ通り、ここを左折
まろにえ通り、ここを左折

谷津の大師道道標

曲がり角に道標
曲がり角に道標
その右角に道標があります。
道標正面右面
道標正面右面
道標左面
道標左面
道標の正面は左を指す絵の下に「大師道谷津」、左面に「印番郡白井村名内」「孝願主梶原石五郎」とあります。この三叉路を指印の方に、つまり、この記事での進行上で右折して、北に進めば、谷津の西光寺(26番)に至ります。
さて、梶原石五郎氏といえば、下総四郡大師の再興発起人です。おそらくは、この道標は、吉橋組大師のためではなく、下総四郡大師のために設置されたのではないでしょうか。なお、吉橋組大師の道標としても機能します。
もちろん、道標の向きが、設置時と現在とで異なる可能性もあり、その場合は話が違ってきます。

次回は西光寺(26番&60番)

次回は、西光寺(26番&60番)です。先程、道標の所とは、括弧の中が違いますが、道標設置時は26番だけだったのが、現在では60番が大日堂から移転しているのです。
道標の通りに、北に進み、道なりで京成本線の踏切を渡って左折します。